お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

11/18-22

11/18金
歌の三種盛り@きてみてや

鈴村まどか(PLUTATA)
前に見たジョアンナ・ニューサム感は減っていて、PLUTATA,Jaajaとも違う日本っぽいメロディーだと感じる時もあり。ハープの音のせいでもあると思うけど、森の中を迷ってる感じにも思えた。最初の方は初めて聞く曲だったけど、「TOUGH BOY」のカバーは健在。もう一曲カバーで英歌詞の「世界の終わり」って曲をやる。聞いたことある感じの曲だったけど、検索してもバンドの方ばかりで探し出せない。

星裕久(LOGMEN)
基本はジェントルな弾き語りで、それだけでも成り立ちそうな良さもあったけど、ループなどで色付けてしていく。発条回して動くおもちゃをギターの弦の上で動かしたり、ギターのホールに向かって声を出していたりと色々見せてくれる。ずーっと微かにカランカランって鳴ってたのは、ギターの中に入れた赤ちゃん用のおもちゃ。昔から活動している人はやっぱりすごいな~と思ったし、無茶振りしても面白がってやってくれそうな懐の深さを感じました。

蠣崎未来
これまで見てる印象と変わらず。リーテソンさんの曲、浅川マキさんの「それはスポットライトではない」のカバー以外の、自作曲も違和感なく並んでいたけど、声に特徴があるんで、もっとルーツ志向のカバー曲ばかりになっても楽しめそう。それにはもっと長い時間で見れるライブを見に行く必要があると思うけど。
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11/19土
島津田四郎×tomoyo@カンダマチノート

tomoyo
今回は完全にソロで、普段角田さんとやっている曲はせず。友達の猫のことを歌った明るめな曲や、「はじまりのうた」、ビートルズの「Here,There and Everywhere」、マツバさんの「クロール」など。「Here,There and Everywhere」は前のRINYAでの角田さんのブルージーなギターが印象的だったんで、tomoyoさんのキーボードとボーカルの他にも何か音が欲しくなる。言われ過ぎてるのでやったれ、みたいな感じでノラ・ジョーンズの「Don't know why」も演奏。2曲目の秋を感じさせる童謡っぽい曲が良かったです。

島津田四郎
1曲目は宇宙的なテーマのシリウスの曲で、その中で何かの歌詞を歌ったときに、何故かギターパンダの「とばせロック」を思い出して、飛ばすのはロケットでも良いんだと納得しながら聞く。他もCD-Rからの曲が多くて「チャーリーの伝言」(アコギのストロークで少しミラーボールズみたい)、「アフリカの虎」「白い羽」「すーなーおあれいたー」(「ヒット曲きっとかける」はパンチライン)、「砂糖ちゃん」など。後半は「恥」「年末」といった「裸のタシロー」からの曲も。単に音源で聞いてる回数が多いせいか、やっぱりCDで出してる曲の方が強いな~と思いました。時間掛かったけど、無事行われたアンコールは「走る自転車 走る自動車 走る電車」。
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11/20日(昼)
白昼夢を二度見る@DAYTRIVE

mad tapes erase group×聖澤聡
ヒジリさんは主にシンセで最後はサックス。シンセは濱田さんとのWギターに思える位大きく鳴らす。スティーブジャクソンとは真逆なことを二人ともしている感じ。最後のサックスの曲では他のメンバーとの間が合ってないように見えたけど、自由に任せられているのかな。いくつか知らない曲もあって、最後の曲ははっきりとしたメロディーがある曲でした。ベース辻井さんは今日で脱退。

Mellow Green Wonder
3人の多分中学生位の女の子アイドルで、バックの音はカラオケだけど、ダンスのフォーメーションがしっかりしていて、相当練習しているんだろうなと思う。1曲目の盛り上がりがない潜る感じの音で、サビもサラッとしている曲が良かったけど、それ以降はダンスが映えるようなアッパーな曲が続く。「あなたと踊りたい」みたいな曲で途中で音が止まっても、メンバーがそのままオケなしで歌ってたけど、それは演出なのか分からず。最後にもう1回その曲歌ってたんで、ミックスナッツハウスの「Goodbye the TV show」みたいな元に戻る流れなのかなと思いました。お客さんのノリも含めてアイドルのライブ。
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11/20日(夕)
HOIP秋のフリーライブ2016@鶴舞公園奏楽堂


多分途中からだと思うけど、4~5曲は見れた。久しぶりに見たけど、日本語が聞き取れる範囲のハードコアで、そういう部分でも支持されてるかなと思う。最後はお客さんの前の方に来て歌う。

PITTY
最初のインストのギターがメタルのソロみたいに感じたけど、ずっと軽さとキラキラな音が続くパンク。普段あんまり聞かないジャンルだけど、分かりやすさもあって格好良かったです。
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11/22火
イ・ランと柴田聡子のランナウェイ・ツアー@KDハポン

Gofish
聞いたことある曲が多めだったけど、前に見たときにボサノバっぽく感じた曲はやらず。「さかな」って歌う曲の、過剰になりすぎないロマンチックな感じが良かったです。最後は藤井さんと柴田さんを迎えて肺の曲。この曲の最初の歌詞の部分からして名曲と感じさせる力は凄いと思いました。

藤井邦博(魚座)
1曲目は「志賀島」で最後の方は少し長めに弾く。そこからは知らない曲がいくつか続いて、「雷が鳴って草の間に隠れた」みたいな歌詞の曲など。他に知ってたのは「恋はなぜか」と、最後に演奏したRufus Wainwrightを思い出させる「夜の奥」のみ。「自分は小倉に住んでいて、バスで区間の橋を渡る内容です」って説明した「若戸大橋」の「橋を渡るときに水面に映った太陽のオレンジでガラスの窓が割れるのを想像した」みたいな歌詞がめっちゃ藤井さんっぽいと思った。バスの中で立って外を見ながら想像する内容は全部そんな気がする。その流れで橋を渡った先の北九州の水の施設の「グリーンパーク」って曲も演奏。「本を読まなくちゃ」のイントロを少し弾いたときあったけど、結局やらず。聞きたかったです。

柴田聡子
今まで何回か見てるけど、イマイチピンと来ず。耳に残る曲はやっているんだけど、曲の見せ方とか流れが苦手な気がする。サウンドパフォーマンス・プラットフォームの「クリストフ・シャルル&柴田聡子」でのポエトリーっぽいライブは良かった記憶があるのだけど。最後の曲は藤井さんが参加。

イ・ラン
日本語で歌う部分もあったけど、基本は韓国語での弾き語りで、SSWでもあるチェロの人も参加。韓国語で歌っているだけで、優劣は関係なしに音楽の質は日本と変わらないと思った。壁に日本語詞を映したり、MCも日本語だったりと日本向けのステージだったと思うけど、アンコールでの韓国人のお客さんとの韓国語のやりとりからのリクエスト曲がすっきりとした自然な歌に聞こえて、韓国で見た方が良いライブになるんじゃないかなとも思った。そんなに見に行けない距離だとも思わないし。最後は柴田さんとのツアー中に完成させる曲を演奏。