お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

12/12-15

12/12月
IKAZUGOKEワンマンツアー@Cafe花音

IKAZUGOKE[北村早樹子×飯田華子]
最初は飯田さんの紙芝居を2本。普通の紙芝居とエロ紙芝居。普通の方は季節がらサンタさんの話。話は普通だけど、お母さんの声が桃井かおりみたいなダルな声色だったり、悪さをする場面での後ろの花びらの一部が液体のように垂れてる表現とかは飯田さんっぽい。エロの方は旅館の女将の話で、音楽掛けつつ話を進める。次は北村さんの歌。ピアノの弾き語りで4~5曲のみ。今までちゃんと聞いたことなかったけど、殺人の歌だったりと、北村さんのイメージ通りな歌。大森靖子さんの「キラキラ」のピアノでの弾き語りを少し思い出したりもする。最後は明るい曲として「マイハッピーお葬式」。この時点ではまだちょっと歌詞の世界観で苦手だと思った。北村さんが終わると物販紹介コーナーが始まる。北村さんが色々紹介していると、飯田さんが客席からジャージ姿のおっさん役で登場。不憫な家庭事情を聞いて、おっさんの飯田さんは「全部買うたるわ!」ってなったけど、北村さんに「姉ちゃんやらせてくれや」な展開になって、二人は頭をぶつけて心が入れ替わる。で北村さんの心を持った飯田さんの体は興奮が止まらないのか勃起してるらしく、その表現として服の中に手を入れてド根性がえるのひろしみたいに手を突き出したりする。めっちゃ面白かった。最終的にはおっさんの心を持った北村さんが吹き矢で飯田さんを殺しておしまい。休憩があって、いよいよIKAZUGOKE。最初はDVDにも入ってるサザエさんのコント。流れも一緒で飯田さんは吹き矢で殺されて、最後はラップ。このラップの曲好きです。次に行く前に二人のガールズトーク。多分本当の話と嘘も混ぜつつで、嘘の方は次の曲へつながる内容になっていて、義眼の男の話。飯田さんは紙芝居で、北村さんはピアノ弾いたり男のセリフを担当。最後は義眼を乳首に移植するけど、また北村さんに吹き矢で殺される飯田さん。でまたガールズトークがあっての(IKAZUGOKEの意味を初めて知る)、北村さんがステージママ、飯田さんがホステスになっての「スナック後家」。この時は結構曲の要素が強くて北村さんの音楽の印象も良くなる。最後は「ゴケゴロシ」と言いつつお客さんにお菓子配って外まで出ていって終了。

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12/14水
スモッグブラス×万作theBAND アルバムダブルリリースライブ@KDハポン

万作theBAND
1曲目の「ひっくり返したい」から、Jr.さんのサックスが激しく入ってくるけど、すごくフォークロックな印象。最近いろはに行ってその感覚が残っているのか、全然前情報無しで大阪からこんなバンド来たら気に入るだろうな~と思った。ハードレインとかでも見てみたい。アルバムからの曲をほぼやっていて、見るのは久しぶりだったけど、どの曲も記憶に残っている程良い曲ばかり。「ワルツ」でのノビさんは後半のコーラスを自分でも歌う位の勢いでした。アンコールは万作さん一人での新曲。何故かスモッグブラスの岬さんをミユキさんと呼んでしまった万作さん。

スモッグブラス
いつもと同じような印象だったけど、全体的に音が大きめに感じる。近藤さんの音が特にそう感じて、ドラムも叩きまくりでこんな人だっけ?と思う程。「愛の道すがら」での絶唱も凄かったです。セットリストはこっちもアルバムからの曲をほとんどで、ヒジリさんfeat.の「花港」にはほっこりしたり、(昨日の四日市でのレコ発でもやってるかも…だけど)ライブで初めてするという「こわしてね」はCDよりも可愛らしい歌声になっていたりした。「愛の道すがら」導入部でヒジリさんがいつも何か有名曲を吹くけど、今回は何の曲か分からず。演奏時間が長めで、終盤は緩い曲になったせいか、聞く集中力が少し切れる。アンコールは万作theBANDも参加しての「反省Funk」。ノビさんはここではトランペットを披露。横並びになった管楽器隊がソロを次々と横のメンバーに回していって、最後は万作さんのギターソロになったりと楽しそうな流れでした。

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12/15木
龍宮ナイト@ROCK'N'ROLL

ANTONIOTHREE
爆音だけど、それぞれの音が相殺されずに聞こえるんで、やっぱりロックのPAの方は良いんだなと思った。音源を持っていないんで何の曲をやっているのかは分からなかったけど、ゴキゲンなナンバーではカオリーニョ藤原さんの「Don't You Know Just It」のカバーを思い出す。ガレージとR&B、ソウルの相性は良さそう。最初の方はあんまりお客さんが盛り上がってるように見えなくて、爆音だと盛り上がりとか関係ないんかなと失礼ながらに思う。後半はお客さんも壊れてきて盛り上がるようになってたけど。準メンバーとして参加してたPOCAさんもステージからダイブ。終盤からはカリー河の筑田さんがシタールで参加。爆音のバックでも聞こえてくるシタールの音、良かったです。「23年やってきて初めてやります、メンバー紹介」っていう安田さんのMCも格好良かったし、黒川さんと岬さんのボーカルの掛け合いもすごく良かった。黒川さんがバスドラに腰掛けてギター弾いた後に岬さんに顔近付けてたのが一番印象的な場面でした。二時間弱と思っていた以上の演奏時間と、たくさん集まったお客さんの姿が見れて良かったです。