お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

2/3-4

2/3金
節分龜樂奉納寄席@空色曲玉

龜樂四代目 西尾賢、Ett(渓、西本さゆり)、KOI、豆奴、他
全員で出たり、誰かがいなかったりと色々な編成。Ettの曲は「F.E.V.」(CASIOのエレキギター使っての演奏で変な感じになる)、「ひふみのうた」「愛の古戦場」と新しい長久手ソング「新長久手音頭」のみで、他はソボブキの曲で「ドウガネブイブイ」「ぬか床」「バリゴ節」「こじゃもじ音頭」など。西尾さんがピアノで伴奏した「ひふみのうた」はものすごく贅沢でした。「こじゃもじ音頭」やかっぽれの曲では、さゆりさん、豆奴さんが踊る。さゆりさんのイラストで片足上げたポーズの絵を見たことあるけど、今回の踊りでそのポーズのまま回転したりもする。さゆりさんとKOIちゃんは金のしゃちほこも披露。すごくキレイに静止してました。前半最後は今日は節分なので豆まき。龜樂の捏造伝統では、昔の城主がニワさんだったそうで、「鬼は外(おにはそと)」と言わずに「鬼外(おにそと)」と言うそう。会場の床は豆だらけになる。後半始めは、西尾さん、渓さん、GUIRO高倉さん三人による古いムード歌謡を何曲か。高倉さんが床に置いてる歌詞を何回も覗いてたんで多分カバーな筈。聞いた感じだと西尾さんが男性パート、高倉さんが女性パートみたいな曲もあり。その後、西尾さん、高倉さんは口の下に線2本入れて人形に、渓さんは腹話術師になる。ちゃんと声色を3種類使った腹話術だったけど、混ざったりもする場面も。すごい人形顔な二人でした。次は西尾さんのピアノ伴奏付で、KOIちゃんのマジック。開く度にページが白紙→白黒の絵→色付きの絵になるノートや色んな物が出てくる袋とかの、本当にマジックらしいマジック。結構楽しかったです。その後の「愛の古戦場」ではエレキギターを携え、2階から登場する渓さん。テープも再生できるんで、カラオケはそこから流す。チープな音だけど、ライトハンドや速弾きなどめっちゃメタルな演奏。ギターに付いてるボタンの文字が見えないそうで、お客さんに何て書いてあるか聞いたりしながらステージに向かう。「ロックンロール!」の言い方で「老眼ロール!」って言ってたのも面白かったです。豆奴さんがトロンボーンを火縄銃に見立てて、引き金を引くと、鳥・うさぎのぬいぐるみが2階から落ちてくる演出もあり。最後の方の「にごうりの花咲く浅草で」では、KOIちゃんのブルースハープが良い味を出していて、「カントリーロード」みたいな大団円な感じがすごく良かったです。
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2/4土
luke water@KDハポン

数秒にも満たない
鍵盤の女性の方がいなかったけど、シューゲイズなゆるふわインスト(ボーカルもあり)からの印象は変わらず。最初の方でベースの人が演奏中にちょっとビールを飲む時があったけど、音のコントロール重視(もしくは逆にしない)なバンドがそういうことすると、めっちゃ弾き倒す場面があっても、別にビール飲んでても良いんじゃないかな~、弾く必要性ないんじゃないかな~とか思ってしまって、最後までその感想を引きずる。

NARCO
ヒロアキさんがモジュラーシンセを導入してからは見るのは初めて。加工されたパルス波みたいな音が鳴っていて、それはリズムにもなる。響子さんのボーカルにもエフェクトが掛かっていたのも、未来志向な音のイメージを助長させて、色んな電波を同時に受信して鳴らし続けているラジオみたい。自分の位置からは響子さんの手元が見えなかったけど、機材も少なくなっていて、おもちゃの小物楽器類は使わず。前にダクソフォンが演奏できれば、そういう小物楽器は使わなくて済むって話を聞いたことがあるので、モジュラーシンセも同じような役割で代替できるのかな~と考えたりする。モジュラーシンセのリズムが鳴っている間は、二人の演奏に自由なやりやすさが見えた気がしました。モジュラーシンセ使わずの最後の曲は、いつもなイメージのNARCOな曲。

a lull in suffering
アコギ+ボーカル、ベース、ドラムのスリーピース。ギターが性急だったけど、ドラムは更にそれを上回る性急さ。それ以外あんまり印象に残らず。まだ結成4ヵ月だそうで、4曲のみ。今日のイベントの主催バンドです。