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お も か げ

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2/17-20

2/17金
ギューンカセットpresents 20ギルダーズ "2" CD発売記念ツアー in 名古屋@KDハポン

辻井浩司
前のハポンでのソロセットとほぼ同じ流れ。ベースのドローン→小さいKeyのドローン→ベースの弦を押し付けてのノイズ→聞き慣れない音の流れで、その後にKeyの鍵盤で出してるっぽいノイズ音、最後に豪雨の中の雷みたいな音を追加。急に出てくる聞き慣れない音はあらかじめ作っていた音なのかもしれないけど、小さいKeyのドローン時に作って微かには鳴らしていたけど、その後に聞こえる音量になるまでボリュームを上げた、みたいなのだったらすごく良いな~と思った。気付くことが面白いと考えたりする。

ザ・ヒューマン
久しぶりに見るけど、前からの印象と変わらず、ブルースなリフでグイグイ持っていくバンド。分かりやすい提示の仕方はポップな要素もあると思いました。ギターも良い音で鳴っている。

20ギルダーズ(タバタミツル+スズキジュンゾ)
1曲目のジュンゾさんの少し叫ぶ歌声が鈴木常吉さんみたい。ライブでの「疫病の神」の「素っ裸で~」の部分の声の震わせ方。それに絡むタバタさんのギターもTELEVISION「Marquee Moon」みたいで面白い。次の曲はタバタさんボーカル。素に近い自然な歌声で味がある。この2曲は新譜からでなく古い曲だそう。その後は新譜からの曲。まず「緋色の自由」で、この曲のアルケミー感というか、猿股茸美都子感が良かったです。やっぱりジュンゾさんの歌声と曲には常吉さんがいて、エレクトリック化常吉みたいに感じて、面白く聞く。タバタさんはギター弾いている時の方が印象に残っていて、うるさく鳴らすときもあるけど、曲の邪魔にならない、ポップに聞かせるギター。新譜からは他に「千二百年の孤独」などを演奏。最後2曲はストーンズライクなロックンロールな曲で、多分「言霊」と「マリアとメスカリーナ」。アンコールは「著作権切れたらレコードにします」って言って、若い人が歌ってそうなポップソングのカバー。イメージ的には夙川ボーイズです。
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2/20月
音楽家たちの知られざる人間模様~クラシック音楽を語る夕べ~@喫茶モノコト~空き地~

ゲスト:中川右介 聞き手:前島良雄
レコードコンサートと思ってたけど、トークのみのイベント。でも話の内容は固すぎず、クラシックに全く詳しくないので、固有名詞から想像できる音楽は皆無だったけど、タイトル通り人間関係の話だったので、内容は分かりやすかった。最初は中川さん単独でのトークで、最近出版された「現代の名演奏家50 クラシック音楽の天才・奇才・異才」の中から、師弟関係のエピソードに焦点を当てて紹介。その前に直木賞受賞作「蜜蜂と遠雷」の紹介もあって、内容はピアノコンクールの話らしく、ある演奏者に対して審査員が「なぜ師と同じように弾かないのか?それは師に対する冒涜だ」と言う場面に注目して、それがいかにも日本的だと語る。欧米での師弟関係では、弟子が師匠と同じように弾くことはなく、弾き方のレッスンよりは、生活や精神面でのアドバイス(スランプ時に弟子入り志望する人もいる)を求めたりするそうで、会うのも2,3回しかなかった師弟関係もあるそう。そういった話からの丁度良い流れで、前島さんもトークに加わる。同じように師弟関係の話と、日本の芸術大学のシステムについても話す。固有名詞として聞いたことある人だけど、きちんと覚えられなかったんで、仮にAとして、そのAに弟子がいる場合に、レコード会社の宣伝文句として「A直伝」と付けたがるけど、Aそっくりな演奏にはならない、といった内容。他にも、優秀な韓国人、中国人がいたとしても、その人たちが日本の芸術大学に来ることはなく海外の大学に行く、といった厳しい言葉も。その後、マーラーの曲が効果的に使われている、学徒出陣の映像を少し流しての、反ユダヤのドイツとの同盟関係があるのに何故?という前島さんの疑問に話は移る。少しユダヤ系の話にずれていったけど(主義・主張などの意見を言ってた訳ではないので気にならず)、中川さんが一刀両断な回答を出して、最終的には指揮者・演奏者の話に戻って、最後はお客さんからの質疑応答もあって終了。中川さんが執筆する次の本について、書くテーマは決まっていて、そのことについて色々調べたり、一人で考えたりして楽しんでいると言っていて、その楽しんでいるって感覚はすごく正しい意見だと思いました。クラシックと普段聞いてる音楽は違うけど、色々考えることもあって面白かったです。巨匠と呼ばれる人の作品は後期・晩年の作品をイメージされがちだけど、最初の方の作品で全然違うものもあるっていうことは、普段聞いてるような音楽でもあり得ることで、好きなミュージシャンの作品でもそういう聞き比べが出来れば良いな~と思ったりする。