お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

5/20-21

5/20土(昼)
@Honky Tonk

タナ・カミオ
最初何曲かで、ギターのフレーズとギターのボディを叩いてのパーカッションな音をループさせていたのは、初めて見る新しい試み。ループさせるギターの音を逆回転させてのDinner Set「虹」も披露。好きな曲なんで聞けて嬉しいけど、Dinner Set期の音源に近付けるんだな~と単純に思う。ループの音を消すタイミングを間違えたりとまだ不慣れな部分もあり。半分位は新曲で最後は「ステップ2」。アルバムの印象からは遠ざかっている感じ。

堀田ダチオ
1曲目が「情熱」の珍しいスタート。しかも、あんまり派手にではなく、リラックスしているような、力を抑えて歌っている感じがすごく良かった。2曲目は「なやみごと」で、その後は普段のダチオさんな印象に戻って「とある風景」「干し椎茸のように」「遠慮の重なり」「目隠し人間」。「遠慮の重なり」は口カズーの説明もなく、最初の唐揚げの説明もうまく出来ず。Honky Tonkの大きな窓をモニターに例えるのもスムーズに言えば面白かったのに。

島津田四郎
1曲目の「動く地球」から力強い演奏。現在新しいCD-Rを作っているそうで、新曲もいくつか。前に聞いた新曲では宇宙を感じさせる歌詞だったけど、今回の新曲にはそういう要素は感じず。最後は「砂糖ちゃん」「恥」で、アンコール「ギターギター」。「『恥』のPVは自分の音楽性を一番表しているので見て下さい」のMCが一番印象に残る。
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5/20土(夜)
シャラポワ野口を囲む会@きてみてや

inahata emi
1曲目の「いちじくの葉」の枯れ具合が良かった。他には「言葉が考えた」「散布図」と、あといくつか聞いたことある曲。新曲が半分以上で、「いちじくの葉」の枯れ具合が今のinahataさんのモードなのかな~と思ったけど、新曲からはそれ程感じられず、inahataさんらしいと思える曲が並んでいました。

てんしんくん
前のハポンで見た時とは違う曲もあったとは思うけど、印象としては同じで、キーボードのインスト、毛むくじゃらの犬の曲、ゲームミュージックっぽかったインストの新曲、ウクレレ、最後にキーボードのリズム鳴らす曲。リズム鳴らす曲での、お客さんで来ていた石原ヨシトさんの合いの手の入れ方が面白かったです。アンコールもあって、ウクレレでのINUつるつるの壺」をカバー。

シャラポワ野口(from 風の又サニー)
ガリガリガリクソンにju seiを足したような人。「○○を聞きたいか~」みたいなノリで、テンション高くギターかき鳴らして、即興っぽい歌詞を叫ぶ。CDで聞いたら、一応曲でした。バラード、ハードコア、映画とかのテーマもあって、ハードコアの曲の「返せ、返せ」の繰り返しの叫びは本当にハードコアっぽい。多分最初から言ってたと思うけど「ちょっとやらせてもらいますわ」って言葉が、後半から段々面白くなってきて、本当にずっとそんな感じのライブでした。
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5/21日
@きてみてや

島津田四郎
1,2部と分かれてのライブで、昨日と同じ曲はほぼ網羅していたはず。昨日も演奏していた新しいCD-Rからの新曲「出せない手紙」には、改めて聞くと宇宙的な歌詞がありました。前に宇宙っぽいと感じた「シリウス」も1部の1曲目に持ってくる。他には「チャーリーの伝言」「ティティテア」「すーなーおあれいたー」「揺れる地球」「アフリカの虎」など。「砂糖ちゃん」もメッセージソングの流れの時に披露。1部最後は「恥」、2部最後は「ギターギター」で、アンコールは「走る自転車 走る自動車 走る電車」。一番良かったのは、着ている服の柄に合わせて紹介していた「白い羽」。この曲はすごく良い歌詞だと思う。思い出を語り過ぎて長くなったMCとかで本人が言うようにアットホームな雰囲気になるけど、曲が終わると小さい拍手(お客さんも少なめなので)の後静まり返るんで、良いと思える瞬間はいくつもあるのに難しいライブです。