お も か げ

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7/7-9

7/7金
ナ七タ夕ナタ夕ライブ@KDハポン

長坂奈歩実
エレピの弾き語り。1曲目は少し暗い感じの歌で、金延幸子さんのカバー。それ以降は自作曲で、2曲目の時々ははみ出すけどポップスでない範囲にギリギリ踏みとどまるようなメロディーが印象的。でも、それ以降は歌詞の面についてもポップスな曲ばかり。終盤は声のエフェクターを、座っている椅子の横に置いて、手でスイッチを操作。本人はポップスと実験的なことを両方やりたいってMCで言ってたけど、エフェクターを使うことが実験的なことに当てはまるのかな。それよりは2曲目みたいなメロディーの展開を増やした方が面白くなりそうな気もするけど。

マツバナオキ 
歌詞がすごく聞き取れるのも良かったし、良いSSWな印象は今回のライブで更新される。2曲目のNick Drakeみたいな低音が入るフィンガーピッキングは自分の中ではマツバさんの新しいイメージ。「クロール」「夜の銀河」の2曲はマツバさんらしさが出ている曲だと思います。

炭酸 
吹きかけるようなボーカルで、昔微風みたいに感じた炭酸さんのライブの印象はある意味当たっていたんだな~と思う。曲は「炭酸さんの歌」「公園で会ったおっさんの話」など。終盤のギターをかき鳴らす曲で、ブチブチみたいな音が鳴り始めて、どんなエフェクター使っているんだろうと思ったら、持ち込みのアンプの電池が丁度切れるところでした。本当に途切れるみたいに力が無くなっていく音。声を張り上げる時の姿を見ると、またDGTPも見てみたいと思いました。

kiiiu
いつもより音立ちが良くて、ブレイクコアのエグい音な感覚。そんなエグい音が鳴る中で、1曲目には七夕なので「笹の葉さらさら~」って歌い出して、その流れのままサンドイッチの曲に入る。途中静かな曲も挟んだりして、終盤にはHIP HOP的な「ヒーエッ」みたいなコーラスが何回も入るゴキゲンな曲。753812のフクラ本舗の曲に近いイメージ。この曲好きになりそう。最後はマツバさんと2人で、マツバさん作曲の「ラムネ」。kiiiuさんは機材をいじらず、マツバさんのギター伴奏のみ。この時のマツバさんの流れるに弾くギターがめっちゃ良かったです。元々2,3行のラインしかない作りかけの曲だったけど、kiiiuさんが歌うことをイメージしたら、あっという間に残りが書けたんだとか。マツバさんのMCの「普段のkiiiuちゃんは夏祭りのヤンキーみたいな格好だけど、今日は軽井沢のお嬢様みたい(今日は縦縞の白のワンピース)」も、本当にその通りなので面白かったです。アンコールは超能力の曲で、語りが入る部分はわたなべよしくにさんを思い出したりもしました。
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7/9日
ハーフデッド、台北へ行く!?@ブラジルコーヒー

bamboo hill
見届け人OAとして5曲。侘しく鳴らすガットギターに幽玄な声。room501にはエモコアなバンドのイメージがあって、エモコアバンドの人のソロとしてはもしかしてありがちなスタイルかもしれないけど、それでも良いと納得させるものはありました。途中カバーもあって、昔から好きな曲と最近好きな曲の2曲。英歌詞だったので、多分海外のバンドの曲で、最近の方はWHITNEYって紹介してた気がする。あまり良いことではないけど、お客さんのまばらさが演奏されている音楽の雰囲気にマッチしていたのが、すごく良かったです。

山内幸次郎(CLIMB THE MIND)
勢いよくガシガシ鳴らすギターで、声も大きめにしっかりと歌う。多分ソロを見るのは初めてで、あんまりバンドの方も見たことがないので、「鯖を青いバケツに詰め込んで~」みたいなことを歌っているのには少し驚いてしまう。最後は友部正人さんのカバーの「夕日は昇る」。普段はカオリーニョ藤原さんのカバーで聞いているので、山内さんの熱い声で歌われるのは意外な感じでした。

kazuki hashimoto+反復(五味秀明、辻本まりこ)
最初は橋本さん1人でのピアノ弾き語りから。「魚の背骨~」とか歌ってて、不安定なメロディーとピアノがダニエル・ジョンストンみたい。この曲は「アジフライ」っていう即興だったらしく、さっきの山内さんが魚のことを歌っていたり、お客さんが頼んでいたアジフライ定食を見て作ったそう。すごい。次に「猫は旅をする」が続いて、その次にはダニエル・ジョンストンの日本語カバーで「山頂」。1曲目に感じていた印象が現実に出てきたので不思議な感じ。本人にも自覚があるのかな。その後は五味さん、辻本さんの反復の2人が入っての3人編成になって、橋本さんはギターにパートチェンジ。まずは、暗めの曲と紹介した「Happy Birthday」。五味さんがスライド多かったりと結構動くベースなのに浮上はしてこない感じで、バンド全体ではシンプルに聞こえる。橋本さんもボーン、ボーンって鳴らす程度であまり弾かず。聞かせ方はシラオカに近い気もする。あと、バンドになると橋本さんの声は、変な言い方だけど歌ってないようにも感じて、それがバンドの良さにもつながっていると思いました。次の「電車」っていう新曲も含め3曲演奏して、また橋本さんは1人でのピアノ弾き語りに戻る。この弾き語りは反復の2人のリクエスト。この時にはどの曲をやるのか迷いながら2曲。これも洋楽の日本語カバーみたいな歌詞だな~と思ってたら「fOULとブッチャーズのカバーでした」のMC。再度バンド編成に戻って、今度はdOPPOの「遠雷」「おわかれ」の2曲。「遠雷」はハイライトになるような演奏で、最後橋本さんがギターソロからピアノの方に移動して、鍵盤を連打。曲のクラシック的な良さもあるけど、それ以上に発展させようとしているような雰囲気がすごく良かったです。アンコールには、今日のメンバーが全員参加。bamnoo hillさんは橋本さんのギター、山内さんは自分のギター、橋本さんは細いピアニカみたいな楽器を演奏。「知っている人は歌って下さい」って言ってたけど、何の曲かは分からず。甲本ヒロトっぽい歌詞だな~とは思ったけど、バンドの楽団感でJaaja、PLUTATAにも思えて、ゆーにゃんさんにもブルーハーツハイロウズ的な影響があるのかな~と別のことを考えたりしていました。

6/30-7/2

6/30金
@なんや

佐藤幸雄
客席に照明が点いたままライブスタート。1曲目の「かくもの/かかれるもの」の繰り返しの歌詞のせいか始まっているのか分からない状況だったけど、そのうちに照明も消える。10cm位のミニアンプに繋いだエレキギターの演奏なので、最前列では生のジャカジャカ音も聞こえてくる。曲は「いる場合/いない場合」と続き、その他には「おみやげ」「役にたってる感じ」など。「役にたってる感じ」では、店員さんが注文を運んでいる時に照明のスイッチに触れたのかステージ側も真っ暗になったけど、ちょうど歌詞の「役に、、、立ってる感じ」の溜める部分とシンクロしていて良い感じになる。この後、洋楽の日本語カバーコーナーがあって、まず「ふにゃふにゃ」って歌詞が印象的なジョナサン・リッチマンが歌っていたジャマイカかどこかのポピュラーソング、次は歌詞が直訳に近いというフランク・ザッパの「踊る時に服はいらない」みたいな曲。最後にデヴィッド・ボウイの「LIFE ON MARS」。この歌詞に「定額配信のDJ」っていう気になる言葉が出てきたけど、とんちさんも気になってたそうで佐藤さんに聞いてみると、元々の歌詞が抽象的なので、今の言葉に直したらこうなるだろうとの回答。カバーコ-ナーの後はまた自作の曲に戻ってもう何曲か。「国立競技場~」みたいな始まりの、わざと鈍くギターを鳴らす曲は多分初めて聞く。最後は「動かない方に壊れている、止まらない方に壊れている」の曲。最後に持ってくるんで人気のある曲になっているのかな。良い曲だと思います。

とんちピクルス
最初はウクレレで爽やかな曲を2曲。歌い回しで少し鈴木常吉さんを思い出したりもする。その後はバックトラックを流してのカラオケ。なんやには初出演とのことで、初めて出るお店では出禁になっても構わないスタンスで好き勝手にやるそう。選曲には「鍾乳洞の長い旅」や、何年も前の今池フレーバーで見た時の記憶で唯一覚えている曲で、年を取ってから聞くと染み入る歌詞だった「どうだいドラえもん」もあったけど、人形を2体手に持って、声色もきちんと変えての「パイパンラッピン」などの下ネタの曲がやっぱり真骨頂。最後は西成のライブの打ち上げで手に入れた手品用のリングとチェーンを間奏で使う「濡れマンボ」。中々成功しないという手品も無事成功し、ムーンウォークも披露したりとエンターテイナーなとんちさん。リクエストのウクレレ教室の曲は、曲に入るまでのお客さんへの質問形式のネタフリも含めて面白かったです。決まっていたようなアンコールでは、佐藤さんとのデュオ演奏で、お互いの曲をそれぞれカバー。特定の誰かを思い浮かべた訳ではないけど、日本語の曲って感覚が強く残る。
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7/2日
HOTMOTTOGUMBO2017@京都大学西部講堂

ドクロズ
むうとんさんがギターで参加するようになってから見るのは初めて。1曲目はむうとんさんのギターがもうピアノ弾いたら良いのに…と思う程のピアノの音色で鳴る。癖のある音ばかり鳴らすのかな~と思っていたけど、それ以降はワウも使ったりと意外と正統派なギタリスト。ドクロズの曲自体はゴキゲンなロックンロールさもあって、今日のイベントでは転換中にボ・ガンボスの25年前の「HOTHOTGUMBO'92」の映像が流れてて、その音を聞くと京都のバンドとしての系譜もドクロズからは感じたりもする。終盤はDr.kyOnさんもKeyでゲスト参加。KyOnさんが「みんなに歌ってもらいましょう」と紹介していたのは「ちょっと死ぬ」なので今でも人気のある曲なんだな。最後はアサコさんが顔を緑色にメイクしての、ボ・ガンボスの「さかなごっこ」のカバー。オヤビンさんはHOTHOTGUMBO'92にも来ていて、地元ラジオでは伝説の少女扱いされているそうです。

panoramix
ボ・ガンボスのメンバー、Dr.Tosh?(永井利充)さん参加の3ピースバンド。演奏が始まる前に水晶玉の手品をする派手な格好のおじさんがいたり(演奏はせず立ち去る)、「余計なものは脱ぎ捨てて体を軽くしよう」なスピリチュアルなメッセージも発する。永井さんが電子機材でベース音を出していたり、ギターの人もエフェクターボードにテルミンみたいなのを搭載していて、バキバキなクラブ音を鳴らす時もあったけど、基本は緩いジャム、ソウル系な音楽。ボ・ガンボスの精神性は受け継いでいそうだけど、今日の面子の中では音楽性は異色に思える。

玉響楽団
ローザ・ルクセンブルグボ・ガンボス、メスカリン・ドライブのメンバーからなる5人組。うつみようこさんだけでなく、Dr.kyOnさんと玉城宏志さんもリードボーカルを取る曲もあり。1曲目はkyOnさんがKeyで歪な音を加えてた印象だけど、それ以降は力強いロックで、手を左右交互に上げるノリが似合いそう。それぞれが音の聞かせ方を熟知しているような演奏で、最後の曲では玉城さんがギターを楽しそうに上に放り投げたりとバンドの調子も良さそう。でも、何年か前にも違うメンバーでのうつみさんのバンドの時にも感じた、あんまり特徴のない普通なバンドだな~って感覚は今回の玉響楽団でも残る。

ボガンボローザ ゲストボーカル:山川のりを/永山愛樹/吉田省念長見順
ボガンボローザの前に、ゲストボーカルの人達のソロ。曲はボガンボローザと同じくボ・ガンボスローザ・ルクセンブルクの曲から。まず山川のりをさん。最初の方は少し見れなかったけど、多分ギターパンダの格好は最初からしておらず、普通な格好。「ギターマン」を歌っていて、のりをさんの曲だとしてもおかしくないような出来。この後のボガンボローザで歌う曲でも感じたけど、のりをさんの他人の曲を自分の曲みたいに聞かせる能力はすごいと思う。のりをさんは残りつつ、次に愛樹さんとうつみさんが出てくる。愛樹さんは「自分はパンクしか知らなかったけど、沖縄の友達が好きそうって貸してくれて、それでパンクと光GENJI以外にも好きなものができました」とMC。選曲は「トンネル抜けて」。曲調はタートルともALKDOとも違うのに、愛樹さんの声にすごく似合っているし、豊田の人なので車のイメージがあるこの曲は合っているとも思いました。次のkyOnさんも参加しての「なまずポルカ」のわちゃわちゃする感じはタートルのライブみたい。で、この4人は引き返しての次は長見順さんだったけど、外に飲み物を買いに行ったのであまり聞けず。戻ってくると、もう省念さんが一人で歌っていた。大きい舞台でも似合う自然な良い声。次の曲ではドクロズのオヤビンさんがベースで参加。オヤビンさんと同じく、省念さんもHOTHOTGUMBO'92に来ていたそうです。その後、30分休憩があって、いよいよボガンボローザ。メンバーは岡地曙裕さん、Dr.kyOnさん、玉城宏志さん、永井利充さん、うつみようこさん、小関純匡さん、笠原直樹さんの7人に、曲によってはゲストボーカルが入れ替えで参加。メンバーは玉響楽団と被るので力強さを感じる演奏だけど、曲調はもっと80年代なビートロック感も強い。中盤に演奏された永井さんボーカルの「天の上の~」みたいな歌詞の曲は現在の状況を表しているようだったし、更に続けて演奏されたビートルズテイストなゴスペルな曲にもぐっとくるものがありました。ゲストボーカルで印象に残ったのは、のりをさんの「シビーシビー」と省念さんの「橋の下」。「橋の下」は愛樹さんではないんだな。1.5時間位の演奏の最後は、特別ゲストのピンク色の髪で服装も多分どんとさんに近いんだろうな~と思わせる人がボーカルで、多分アクションとかも似てるんだと思うけど、この人が誰か分からないので、モノマネする人が最後に出てきた、みたいな変な感想。アンコールはこれまでのバンド含め全員がステージに並んでの演奏でギターリレーもあったりして、最後の曲はのりをさんが歌う「少女の夢」。ドクロズのオヤビンさん以外がスピーカーの前でダンサーの如く踊っていて、その中でもむうとんさんはポーズが決まっていたりと上手い。ドラヒップで鍛えられているのかな。やっぱりむうとんさんは自分の中ではアイドルです。

6/20-26

6/20火
@得三

NARCO
1曲目は「エルサレム」みたいな曲で、ヒロアキさんはひっそりとギターのコードを鳴らす。響子さんがポエトリーっぽく歌っていたのがいつもと役割が逆みたい。その後はヒロアキさんはモジュラーシンセを使い出して、響子さんもダクソフォンを使い出したりと即興要素が強くなる。響子さんのダクソフォンも単に認識できるって意味で聞けるようになってきたけど、モジュラーシンセの音に相殺されていると思う時あり。久しぶりに聞けた「裸足のフローネ」からは、ほのかにブラジルっぽいメロディーと感じることができました。

古池寿浩(tb)+十三(ds)+辻井浩司(b)
最初はスネアに張った弦を弓で擦って、広がりのある音を出す十三さん。ダクソフォンを意識しているように見える使い方。その後は多分ELECTROGRAVE製のエフェクターを使ったりと叩かずな演奏もする。辻井さんはベースだけでなく電子機材も使用。古池さんはトロンボーンで、コイケデリック・キノーシス・エレクトリックの時みたいにループなども作ったりする。リズムができてからは、辻井さんはそれに合わせるようにベースを弾き始める。十三さんもブラシで叩き始めるも、ドラム音は処理されている音だったりと、エレクトリックな音。そのセッションはひとまず終わって、次へ。古池さんが電子機材を触っている時間が多かったけど、2セット目は生音主体なセッション。十三さんと古池さんの音に対して、辻井さんは様子を窺うように軽くベースに触れる。後半十三さんはJoss TurnbullさんやELECTROGRAVEの小池さんとのセッション時みたいな、スネアの弦を細かく叩く演奏になる。あの弦を使うと、そういう方向に進み出すのかな。前半のセッションでの古池さんのトロンボーンの抜けの良さが一番良かったと思います。

内橋和久ソロ
最初はダクソフォンの演奏から。まずタングを叩いてのビートのループを作る。エスニックなリズムは外山明さんとのセッションみたい。弓を使って出すダクソフォンの音も完全にコントロールしきっていて、その音を重ね合わせた時にはダーティー・プロジェクターズみたいに感じて、本当に声っぽくなるんだな~と思う。タングの穴に棒を突っ込んでガタガタ鳴らしたりと、色んな奏法がありそう。これまでは内橋さんなギターの音のイメージはあったけど、今回のライブで内橋さんなダクソフォンな音のイメージもようやく感じることができそう。その後はギターでの演奏。4月の浜松の時みたいな、ぱっ!ぱっ!って切り替わる転換の速さを期待していたけど、もっとゆったりとした余裕のある演奏。少しうとうとしてしまって、集中して見れなかったのがもったいなかった。アンコールは再度ダクソフォン。テープを貼り付けて、それを剥がしたりする振動も利用していました。
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6/22木
World travel in TOKUZO ~まどかはダブルヘッダー~@得三

PLUTATA
ライブハウスで見るのは久しぶりで、音響設備がある環境で見るとちゃんと格好良いバンドだなと思う。トッキーさん不在もBATERIAの健太郎さんが代わりに参加で、普通のドラムセットでの演奏だったけど違和感はなし。前回上手さに気付けたくみさんのチェロも、Teenage Fanclubの「Only With You」みたいに感じる時もあったまどかさんのピアノも、バンドの中での音のバランスが良い。キノくんとニノちゃんもGIANT STEPSならぬLITTLE STEPSとして参加していて、プチ獅子舞みたいなのでは口の開閉の動きが時々リズムと合ってたりしていたのも良かったです。セットリストはPLUTATAの曲以外にも、鑪ら場のゆーにゃんさんソロ時に披露していた、薪ストーブの曲もバンドで演奏。平井さんも途中「ゼロ」って曲に参加していて、平井さんらしいロックンロールなギターを鳴らす。その曲が終わると、ゆーにゃんさんから「プロ意識とかあるの?」っていう結構ひどい質問。平井さんは「ありますよ」な回答でした。最後は「動物園」で締め。

平井正也BAND
メンバーは平井さんギター+ボーカル、まどかさんキーボード、ふちがみとふなとの船戸さんウッドベース、僕のレテパシーズの鈴木亜沙美さん(通称アディー)ドラムの4人。マガズロよりはソフトな印象だけど、船戸さんは曲をドライブさせるように弾きまくっていて、こういう演奏の船戸さんは初めて見たかも。アディーさんは初めて見る人だったけど、今日だけだと特に良さは分からず。でも平井さんとのライブ盤を出していたりする人なので、本当に平井さんがやりやすい人達を集めたバンドなんだなと思う。セットリストには「ここでうたえ」「ぼーっとして夕暮れ」とマガズロの曲もいくつかあり。他には前にie goricoでの平井さんまどかさんデュオ時に披露していたおならの曲も。ドラマの主題歌みたいって言ってた「コントローラ」は多分やってないはず。平井さんがギターパンダみたいなロックンロール伝道師に思えたりと新しい発見もあったけど、ie goricoで見たデュオでの期待感からすれば、バンドでの良さはこれからもっと出るのかな~とも思いました。最後はまどかさん作の「お茶」。まどかさんの歌い方がちょっと魔女的にも感じたりする。アンコールはPLUTATAを迎えての「うその地球儀」。この曲すごく好きです。Wアンコールもあったけど、アディーさんが東京へのバスの時間上無理なので、健太郎さんがドラムを叩くことになる(健太郎さんはアンコールではスネアとカウベルを使用)。曲は「マジックバス」と良いチョイス。「私も見たい!」ってことで、アディーさんは自分の持ち込みのスネアとかを取り外して、帰る準備もしての多分出口付近からの観覧になっていました。平井さんは健太郎さんが曲を知らないことを心配していたけど、歌っている最中の動きでリズムが変わるタイミングとかを分かりやすく示す。この曲でのくみさんと船戸さんの弦楽器の重なりも良かったです。MCではPLUTATAについて、世界の音楽を本格的に追求している訳ではなく、格好良い部分を取り出している点が自分と共通していると話す。でも、さっきのプロ意識の質問には困っていたそう。
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6/26月
DAREDA JAPAN TOUR 2017@KDハポン

辻井浩司
得三セッション時と同じくベースに電子機材を使用。スタッカート強めなキレのある音のループで始まって、最初の方はベースよりも電子機材を多めに触る。徐々にベースを弾く回数が増えてきて、中盤はエフェクターでそういう音にしていたのかベースの音をギターとかハープみたいに感じる軽めな音にする。最後の方は音量は同じだけど、リズムの粒が揃っていないベースな音。あんまりノイズ方面には向かわず、以前にも感じたことがあるテクノっぽい感触が残る。20分位の演奏時間でした。

tohoho
ミニギターみたいなの使用は変わらずだったけど、エフェクターの効果が大きくなってて、ギターソロ時以外の伴奏の時にもエフェクターの音が目立つようになる。歌に関しては音程の範囲がやっぱり面白いな~と思う。ドラムのドカスカ感も今日は良い具合に下手に聞こえる時もあって、響きも良い感じ。曲もいくつか覚えてきて、今日は新曲もあり。間の入れるタイミングとかがトゥラリカに近いのかなと色々考えたりもする。最後の「通勤ドライブ」でのバスドラだけになったりする行き当たりばったり感も面白かったです。

水性人間(武藤宏之+松田和彦)
武藤さんは電子機材、松田さんはギターの二人ユニット。2セットあって、1セット目は武藤さんのめくるみたいな音のノイズがうるさい時もあるけど、ノイズは控えめな印象。松田さんは武藤さんのノイズの合間にジャラーンとギターを鳴らす。あんまりフレーズとか弾かず。2セット目は本格的にうるさめで、丁度耳を壊す範囲の音域だけを鳴らしているような武藤さんのノイズ。さすがです。ドローンっぽくはなく凸凹もある程度あって、リズムっぽい音も鳴らす。松田さんは1セット目よりも音は大きくなってた気はするけど、あんまり記憶になし。coptic lightみたいに感じた時もあったけど気のせいだったかな。

DAREDA(JA/FR)
日本人シンセ奏者とフランス人ドラマーの二人ユニット。シンセはベース音を兼ねていて、オルガン風やうねりまくる音も鳴らす。そのシンセの音と、ドラムの(tohohoとは違う)ドカスカ感もあって、曲が長くなったHOSOMEやTHE LOCUSTな雰囲気。格好良いのは分かるけど、10年前にもいそうなバンドと感じてしまう。

6/16-18

6/16金
熱帯音楽園“NETTAI-ON-RAKUEN”DJ BETO JAPAN TOUR 2017 in NAGOYA@club JB'S

TOKYO SABROSO DJ's
複数人によるDJリレー。誰がどの曲を掛けていたとかは分からないけど、気になった曲のは、最初の方のサックスが入る古いロックンロール、「Fever」のスペイン語?のカバー、崩れるような金属音のパーカッションの曲など。それぞれのDJに特徴があったのかもしれないけど、DJによって急に方向性が変わるとかは感じず。次のDJを紹介するのも本人達によるマイクだったかな。「TOKYO SABROSO DJ's」って書いてある旗を背中に掲げていたのは格好良かったです。唯一知っているメンバーである大石始さんの時には注目して聞いていて、その時に掛けていたコロンビアの曲は、それまでの流れと地続きな踊れる曲。それはそれで良いんだけど、自分の中で求めているのがもっとサイケな曲、イメージとしてはBEACHWOOD SPARKSのメンバーと一緒に音源作ったDJ NOBODYみたいなのを聞きたいな~と思っていたら(そういう音が聞けるイベントではなかったんだろうけど)、 「コロンビアの次はアフリカに行きますよ~」のMCの後に掛けた曲が、Keyの音が少しビーチボーイズっぽいサイケな曲で、丁度自分がそういう音楽を聞きたいと思っていたタイミングだったので嬉しかった。ビートよりも、その上にどんな音が乗っているかの方が気になりました。もっとクラブに慣れたりすれば好みも変わっていくのかもしれないけど。TOKYO SABROSO DJ'sの出番は日を跨ぐ時間帯の50分と、イベント終了の5:00までの50分の2セットあって、日を跨ぐ前のはアゲアゲなパーティーな雰囲気だったけど、終了間際はそれだけではないけど無機質なチルアウト・テクノみたいな音楽だった記憶。イベント終わりでお客さんも少なくなってるんで、盛り上げても仕方ないのかな。

OBRIGARRD
後ろの方で見てたんで演奏している姿は見えなかったけど、ベース音、サンプリング等を使用するDJ的なライブセット。有名曲のフレーズを弾いたりする時もあり。記憶が無い部分もあるけど、ビートの上でどんな音が鳴るのかで気にすると色んな音が鳴っていて、良い感覚があったことは覚えている。途中からGIANT STEPSが客席に混じってパフォーマンス。小さい獅子舞みたいなのを被って客席を練り歩いて、最後はいつも使っている巨大な骸骨の上半身と腕を会場に収まるように分解して持ち出してくる。フロア前方のわちゃわちゃしている感じはお祭りっぽかったです。

DJ BETO(SOUNDWAY)
フライヤーに書いている程のトロピカルさはさほど感じず。結局自分が聞いたこともない変な音楽を聞きたいって態度だったんで、他のDJの人達の選曲とあんまり変わらないって感覚になると、期待外れに感じてしまう。最初の方に掛けていた「vamos」みたいな歌詞の曲をカオリーニョ藤原さんが歌ったらはまりそうとか思ったら、やっぱりライブを見た方が面白そうと思い始めて、がっかりした気分にもなる。選曲で良いと思ったのはピアノが効いたカリプソな曲など。BETOさんのDJセットは90分と長めで、途中で疲れて椅子に座って休憩してから改めてフロアに出ると、さっきよりは良く感じるようになる。今回のイベントもDJ間は休憩なく音楽が流れっぱなしで、自分はずっと休憩せずに聞いていたけど、上手いこと休憩を挟みながらだともっと楽しめたのかもしれない。後は聞きに行くジャンルももう少し考えたりもしたいけど、勘でも動けるようにしたいです。

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6/17土
ブラジル in 金山 vol.フジイ@ブラジルコーヒー

角田波健太波バンド
1曲目は「ハンバーグとウィンドブレーカー」。最初は角田さんのギターだけなのに、少しナベちゃんが叩いてるような音が聞こえてくると思ったら、皿がカチャカチャ鳴る音。キッチンからなのかお客さんのテーブルからなのかは分からなかったけど、お店の雰囲気にも合う良い音楽でした。「ハンバーグとウィンドブレーカー」の演奏は続いて、中盤での村上さんのベースがバンドをぐんぐんと引っ張る。主張もあるけど丁度良い位の引きの良さもあって、アメリカのバンドみたい。次はtomoyoさんが歌う「神様は知っている」で、その後一旦村上さん、Jr.さんが抜けてtomoyo bandっぽくなっての「クロール」。で、二人は戻ってきて再度波バンドになって、タンドリーチキンの曲。ここでも、ナベちゃんとセッションっぽい演奏になったりと目立つ村上さんのプレイ。角田さんも上半身裸になったりとバンドは昇り調子な演奏を続ける。この後はギターのカッティングが印象に残った新曲で、「世界は嘘が~」みたいなサビを角田さんがみんなに歌わせようとするのが、歌詞の雰囲気は違うけどツクモクっぽくもある。最後はラブソングだと言っていた英歌詞の曲をカバー。Jr.さんの切り裂くようなサックスも当然ながら格好良かったけど、何より村上さんのバンドへの貢献度がすごいと感じたライブでした。

しょうにゅうどう
1曲目はさゆりさんのリコーダー始まりの「死ぬかと思った」。このリコーダーは初めて聞いたかも。その後「ずれる」「ロドリゲス」と続く。河合さんはその後コントラバスをギターに持ち替えて、「新しい試みをやります」みたいなことを言いつつ、さゆりさんが歌う曲を2曲演奏。両方ともさゆりさんがシロフォンを使う曲で、2つ目の方は何回か聞いているシロフォンのフレーズが印象的な曲。新しい試みって何のことだったんだろう。その後「右左」などが続いて、河合さんがコントラバスに戻って、倦怠期の夫婦の曲(最後の方のダイナミクスのある演奏は、以前曲の説明で「倦怠期だから意見の合わない感じで終わる」と言ってた時の、実験的に感じた演奏を思い出す)、最後は「歌でも歌えば」。人の多さによる緊張感も見えた気もするけど、程良い緊張感だったと思います。

藤井洋平&The VERY Sensitive Citizens of TOKYO
メンバーは藤井洋平さんボーカルとギター、厚海義郎さんベース、光永渉さんドラム、Dorianさんキーボード、佐藤和生さんギターの5人。すごく踊れる音楽で、メンバーもセッションミュージシャン的な鉄壁な布陣。これまでそんなに見たことがなかったので初めて感じたけど、義郎さんってすごく上手いんだな。藤井さんはギターはあまり弾かず、佐藤さんが主に弾く。音色とかカッティングの感じが少しスティーブジャクソンにいた成田さんっぽく感じる時もあり。新譜を聞いてないんで音源でもその通りか分からないけど、曲中に「ラジオ・スターの悲劇」のコーラス等を入れたりと、80's意識もありそう。このバンドも演奏力でぐんぐん曲を引っ張っていくことが出来て、「イマジネーション、メディケーション、マスターベーション~」な意味のない歌詞の繰り返しでも演奏力で凄みを持たせるし、バンドがソフトな演奏時には藤井さん自体の熱量が目立つんで、どっちも最高だと思う。メンバーは若干異なるけど、藤井さんバンドは何年か前に見たことがあって、今日のライブも何となく期待の範囲内での演奏に終わりそうだと感じていたけど、終盤の「ママのおっぱいちゅーちゅーすってパパのスネをかじっていたい!」の最後の焦らすタメがめっちゃ格好良くて、そこで自分の中のハードルは崩壊しました。本編最後はまだ音源化していない新曲で、アンコールはミラーボールが回る中での「どうせおまえはわかっちゃくれない」。やっぱり面白い人でした。
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6/18日
YEAH! 夏のビール祭り~名古屋場所@KDハポン

テトペッテンソン
3月にハポンで見た時に感じたギラついたイメージよりかは、女の子色が強く出ているようなライブ。曲もある程度は覚えていて、新しい発見みたいなことはなかったんですが、(今回は演奏していなかったけど)昔カバーしていたクラフトワーク「THE MODEL」の時点でバンドの個性はもう完成していたんだなとか思う。

ハポン
演奏が上手くなってる気もするけど、曲は王道に近づいていってる感じ。以前感じたKeyのサイケ感も後退していて、そういう意味でも王道になっている。あんまりのめり込む要素がないです。

mmm
2000年代後半に来日していた女性SSWの良さを当たり前のクオリティで出していて、ちゃんと昔から活躍している人って印象。カーペンターズ的なメロディーを感じさせる曲は自分の中ではmmmさんの新しいイメージでした。エレキギターの弾き語りで途中カチカチ的な短い音をループ?させてる時があって、それのことをオプトロンの伊藤さんが使っているエフェクターみたいなことを言っていたのかな。最後は「ムーン・リバー」のカバー。

mad tapes erase group
笠井さんが加入してから見るのは2回目で、結構時間も経っているせいか自然な演奏。所々、汽水域でも使っているようにエフェクターなりでアクセントになるような音も出す。曲は違う曲のフレーズやドラムパターンが色々混ざったりと変化はあり。そのせいなのか曲の終わり方が変に終わるな~と思ったりもする。後は十三さんがソロセットで使っているような機材(ちゃんとは見えなかったけどELECTROGRAVEのエフェクターとか)も使っていて、その音を聞かせる分、曲が少し長く感じてしまいました。

黒岡まさひろ
サウンドチェック時に何故か紙コップス各務さんもいて、「サウンドチェック用に連れてきました」と黒岡さん。本編には参加させないそう(でも参加していました)。1曲目はカントリー調の、ギターをバンジョー的に鳴らす曲。前も思ったかもしれないけど、結構ギターが上手いのが意外。2曲目の雨のことを歌ったフォークソング春一番に出演していてもおかしくないと思わせる内容。その後、サイゼリアの曲、「ENERGISH TENNINS」「ENERGISH SOCCER」みたいなコール&レスポンスをして、どの曲かは分からなかったけどホライズンの曲も。その後、「新曲の部屋」がどういう企画だったのかの説明をして(黒岡さんがゲストで呼んだ人の曲の作り方を聞いて、その方法で黒岡さんが作曲するとのこと。面白そう)、エネゴルのベースの人とドラムの人を迎えての、ミツメ川辺さんとの曲を披露。曲が終わってエネゴルの二人が抜けた時の、お客さんで来ていた以前黒岡さんとの共演経験のあるミュージシャンに向かって、「演奏しなくていいんで、僕の横に立っていて下さい!」って言っていたのが、黒岡さんらしい場の掴み方だと思いました。その後リクエストを募ると、「イエー!」って言われたんで、本当に「イエーの曲」。マイクスタンドを限界まで上げて、ブルースっぽいギターを弾いて、マイクが届く位置までジャンプしてイエー!って叫ぶ曲。次の曲もマイクはその状態で、エネゴルのギターの人に肩車してもらって歌おうとしたけど、体格的に無理だったんで、黒岡さんはギターアンプに乗ろうとする。「お店の人、こういうの嫌ですよね」って話していたら、モモジさんが「(アンプを)縦にするなら良いよ」で対応。アンプの上に乗ってからは各務さんを呼んで二人で演奏。新しい注文の曲ではなくて、「電車の中で顔がない人が~」みたいな歌詞の曲で、そんな歌詞なのに隣の各務さんがめっちゃギター弾いてる人みたいな顔をしているギャップも面白かったです。

猫を堕ろす
ハイテンションな男女ボーカルに、ぶ厚いバンドサウンド。ちょっとビルディング的にも思えたけど、もっと下世話にポップ。最後の方はLEGOのブロック位の原色さに思う。でも、BUMP OF CHICKENの「天体観測」の「オーイエーアーハン」がずっと続いているみたいでもあって、食傷気味になりそう。

ENERGISH GOLF
サウンドチェック中のよく分からないタイミングでライブスタート。ボーカルの人がサンプラーも使うロックバンドで、演奏でぐいぐいと引っ張っていくタイプではないけど、バンドの目指す方向は確実に揃っている音。で、ボーカル+サンプラーの人が結構自由な行動で、ドラムセットを揺すったりシンバルを倒したり、ギターの人に突っかかったりして押し倒したりする。酔っ払いな行動にも見えるけど、他のメンバーは演奏を止めずに続けているし、ドラムセットが崩されても、その状態で何か叩け!的な煽りみたいにも思えたんで、東京ならではのミュータントなノリがあるんだな~と納得しつつ見てたけど、ボーカル+サンプラーの人がバーカウンター越しに2階席に昇り出した後、バンドのいる1階に戻って来たら、「泥酔状態じゃねえか!お前いい加減にしろよ!」的な衝突があって、さっさと「KARATE」やって終了。エライ空気になってました。

6/8-10

6/8木
@得三

蠣崎未来
得三のステージが似合う声。音源を持ってないんで曲名は分からないけど、聞いたことのある自作曲(MCも大体いつもと同じような紹介)といくつかのカバーを披露。「Give me crazy love~」みたいな歌詞の短い英歌詞の曲は初めて聞く。最初の曲での、ゆっくりと永遠に続きそうなタイム感が印象的で、スローなテンポは蠣崎さんの歌の特徴のような気もするけど、1曲目に特にそれを感じました。途中で松沢さんをステージに上げてギターを弾いてもらっての、浅川マキさんの「それはスポットライトではない」のカバー。結構無茶振りっぽかった。松沢さんはギターを強くはじくように弾くので、すぐに思い浮かべたのは堀田ダチオさん。この後のステージが楽しみになる。

松沢春伸
1曲目は蠣崎さんもカバーしていた「Give me crazy love~」みたいな歌詞の曲で良い演出。その後は蠣崎さんと同じく、多分自作の曲とカバー曲が続く。やっぱりギターの強いフィンガーピッキングはダチオさんみたいで、あの奏法は曲に凸凹だったり傾斜みたいなものを付け加える感じがして、曲を自由な形に変えていけるのが良いな~と思ってしまう。声の印象は違っていて、元々松沢さんを気になるきっかけになった青木拓人さんに近いものを感じる。他にはブルースな要素もあったり、中盤に披露していた「夜の太陽」って曲でのいかがわしい雰囲気も良い。曲調にもバリエーションが出てきて、ニーナ・シモンのカバーで最高潮を迎える。ただし、演奏時間が60分位で、この後もまだまだ続くけど、前半と同じような曲が続いたり、またキラーチューンと呼べるような曲もなくて、飽きてしまった。今思うと蠣崎さんとステージ上がっての少しネタバレがあったんで、興味が長続きしなかったのかも。アンコールは蠣崎さんも参加しての「I Shall be released」みたいだと思ったけど違う曲で、「sing for you~」みたいなサビの曲。ニーナ・シモンのカバーまでは好印象だったので、山形の人なんで中々見れる機会は少ないかもしれないけど、また見てみたいとは思います。
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6/10土
かえる属の宴@きてみてや

コイケデリック・キノーシス・エレクトリック
古池さんと木下さんのDUOでの演奏。二人ともエフェクター・ルーパーなどを多用してのエレクトリックな音。そういう音も良かったけど、最初の方の木下さんが弾いたバイオリンの音の均一さや、古池さんのマウスピース付近だけでの吹き方の変化も良かったりと、生音での演奏でも魅力的。途中から木下さんはプリセットで入っていたチープなドラム音とキーボード音を流し出す。この時のビートは普通で、即興的な演奏なのに、分かりやすいビートを使うんだな~と思う。そのビートに対してどうアプローチするのかを考えるのが、更に即興的な演奏になるのかもしれないけど。次に鳴らしたビートはもう少し変なビートだったけど、ありそうなビートではあった。打楽器奏者ではないので、あんまりそういうものを期待するのは違うのかな。内橋和久さんのワークショップでの、リズムは演奏を縛る制限になるみたいな話を思い出す。後半の、木下さんの弓を寝かせての雑な演奏で聞かせる音も良かったです。ライブの展開に発展性はなくとも、音のユニークさで楽しめました。

かえる属+古池寿浩+西本さゆり
細馬さん木下さん二人のかえる属に、古池さんがトロンボ-ン、さゆりさんが歌とスネア、小物楽器で参加しての四人での演奏。ゲストで何曲か、ではなくずっと出突っ張り。1曲目は「音痴というもの」。ボサノバ調の曲で、すぐにカオリーニョ藤原さんをイメージする。きてみてやっていう場所と、歌詞の内容のせいだと思うけど。それ以降はカオリーニョさんの感じは全くなく、その1曲だけでした。セットリストには知っている曲が多く、改めて聞くと良い曲ばかり。「ふなずしの唄」「女刑事夢捜査」「SPアワー」「とんかつ岬」など。1曲1曲に付く解説も、さすがは教授なので話も上手い。今回購入した新譜「切符」からは「ドローン音頭」「手鞠歌」「城はキャッスル」。他にはブルーナイルの日本語カバーもあり。曲に絡むでもない古池さん単体の音がすごく良かったり、さゆりさんが単独で歌う時もあったりと、二人の役割も大きかったです。途中でさゆりさんが「この曲やりましょう」って提案してスネアを叩いたら、「音源通りですね」って細馬さんが言ってたんで割と自由な演奏でも良さそう(その曲は結局やらず)。最後は「やさしさに包まれた」「終点まで一駅」。「終点まで一駅」は細馬さんらしい表現なのにどこかロマンティックさを感じる歌詞ですごく好きになる。アンコールはこれも日本語カバーの「ラスト・クリスマス」。木下さんが一人でめっちゃ歌ってて、後半は感情入りすぎてねっとりとした歌い方になる。即興音楽家の人って変な人が多いな。古池さん、さゆりさんの何気ないコーラスも良かったです。で一旦落ち着いてからの最後は「あの寺へ帰りたい」。いくつかの曲は中尾さんがいないから出来ない、みたいな制限もあったので、この編成でも出来る曲もどんどん増やして欲しいです。

6/3-7

6/3土
@鑪ら場

タナ・カミオ
先日の岐阜みたいにルーパーを使用してのライブ。でも、ルーパーを使う曲は前みたいにひとまとめにせず飛び飛びにする。最初は「まっくらさん」。鑪ら場のコンパクトなサイズのせいか、前よりも声の力強さを感じる。他には「アイサツ」「虹」など。「ハレルヤ」に少しメロディーが似ていると思った曲があって、歌い出しがお酒のことだったけど、すぐにコーヒーの話に移る。少し野村麻紀さん的にも感じて、そういえばノビさんって意外とのんべえな歌とかは少ないな~とか思ったりもする。最後は岐阜でも演奏していたルーパーを使う新曲だったけど、パーカッション的に叩いたリズムの音が遅くてやり直したり、曲の途中でもういいや的に止めたりもしてて、やっぱりまだ不慣れな部分がありそう。昨日アルバムも録り終えて、得三ワンマンライブも控えてるそうなので、ルーパーも使っての持ち曲を増やしてるんだと納得。

紙コップス
始まる前からPLUTATAの子供たちが犬小屋に入っててそのままスタート。「きくちのタイフーン」、各務さんがエレキギターに持ち替えての新曲「ドンマイ・マイ・ガール」と、もう1曲の長めな新曲。最初の方のワンコード押しはMad Tapes Erase Groupみたいに思えたり、途中でファンクっぽいのも出てきたり、ポップなコーラスもあったりと聞き応えのある曲です。何曲か終えても子供たちは交互に入ったり出たりを繰り返していて、まっちさんが曲間で犬小屋の天窓の網目の隙間からスティックで突いたら中から(軽くだけど)怯えながら出て行く。その時に「こっちも怯えながら叩いてる」って言ってたのが面白かったです。ドラムに付いてるライトを天窓から当てて子供たちをおびき寄せたりもする。後半は「すなあらし」「ぷちゃへんざ」。今回も2階席から見てたけど、ハポンの時よりはメンバーの姿が見えて、「ぷちゃへんざ」での菊ちゃんのピアノが大変そうと思いました。

ミラーボールズ
前回見た時はライブのキレの鈍さを円熟味みたいに感じて良い印象だったけど、今日のライブを見るともう活動休止前のキレの良さが戻っている感じ。鈍いままでどう変わっていくかも楽しみだったんだけど、この戻り具合ならこれはこれで格好良いと思える。1曲目は「暗闇は好きかい」で歌い始める曲、2曲目はウィリアムの曲と、どちらも久々に聞くけど、活動休止前から歌っている曲。で「ペータとリリィ」「涙のシベリアロック」が続く。「涙のシベリアロック」の間奏部分ではうろつくミラーボールズが見れた。次の「口笛が聞こえる」は歌詞を少し間違えていた気も。「口笛」なのか「くちびる」なのかがごっちゃになっている感じ。この曲ではこれぞミラーボールズ!的に勢いよくぶつかり始めていて、そのままの流れで「青い鳥」。間奏中の勢いもよすぎて、恵子さんは森さんを蹴り飛ばしもする。そのせいか恵子さんの方のギターのマイクの接触?が悪くなったけど、「このギターは今日森くんに見てもらってたんで、森くんのせいです」って語るのもミラーボールズな感じ。最後は「パンツが脱げた」の曲で締め。本当に再認識できた格好良さでした。

長谷川雄一(PLUTATA)
くみさんとの二人Jaajaでのライブ。くみさんのチェロはPLUTATAでも弾いているのを見たことあるけど、1曲目のワルツっぽい曲での同じ間でずっと繰り返し弾き続けているのを見ると、すごく上手い人なんだなと思って、今までそんなイメージがなかったので驚いてしまう。他にも弓を使わず指弾きでコントラバスな使い方だったりと、全曲にきっちり参加。「さなぎのスープ」「動物園」は演奏していたけど、セットリストは今作っているソロアルバムからの曲が多め。PLUTATAで演奏すればそれっぽくは感じるかもしれないけど、PLUTATAな雰囲気は少なめ。MCは今作っているアルバムとか移住先での生活のこと。家で練習していたら外の草の風で吹かれる音やカッコーの声も入ってきたりで、そういう時に「今のやばかったよね?」と感じるそう。くみさんはゆーにゃんさんに「固くなってない?」とか言って、ずっと弓でこづいていました。アンコールは多分アルバムに入らないっていう曲で、「キノも何かする?」って言われて、音は鳴らなかったけど、キノくんがギタースタンドの下の支える部分をくるくる回していたのが良かったです。
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6/7水
スティー部@KDハポン

モモジ
円盤の映画祭の時に撮った、ジョンのサンの神谷さん吉川さんが会話したり、食べたりしている映像を上映。神谷さんがパンを掴むシーンを何度も逆再生・再生繰り返したり、質問に対する吉川さんの回答で何度も同じシーンを差し込んだりのサンプリング・コラージュみたいな作品。モモジさんは始まる前の解説で自分の性癖が表れているって言ってたけど、食卓の机の下での足元のやり取りのことなのかな。結構昔の作品で、見た記憶も何となくあるけど、吉川さんって昔から吉川さんみたいな顔しているなって思いました。

田豊
今回は弾き語りを2曲。両方とも古い曲で、1曲目は中学時代に初めて作曲した曲。初めて作った曲の割にはしっかりしていたけど、本人的には中二病黒歴史とのこと。歌詞に「幼い頃」って単語が出てくるのは、ちょっと背伸びしているみたいで微笑ましかったです。もう1曲は「10年前に作った」って言ったのは覚えているけど、「弾き語りする時用の曲」って言ってた気もするし、「サックス用に作った」とか「歌詞は昨日書いた」(歌い出しは「ひまわりの種~」)とかも言ってた気もするんで、曖昧な記憶。これはカラオケも作っていて、ギターソロ時以外はボーカル専念。曲自体はさっきの曲と同じような印象。ボーカルは普段の濱田さんの声から想像できる感じの歌声でした。

in(鈴木悦久+聖澤聡)
鈴木さんは電子機材で主にビートを鳴らしていた印象。最初の方はダンスフロア向きでない、どっしりとした遅いビート。少しでたらめなスキャットっぽいのも電子機材で鳴らしたりもする。ヒジリさんは管楽器、シンセ、アコーディオンを使用。管楽器ではドローン的に吹いたり、途中でラーガっぽい音階も。中盤ビートの速度が少し上がった時は、ヒジリさんはシンセの鍵盤の弾く速度で対応。やっぱり互いの音をちゃんと聞いているんだな。最後のアコーディオンフェイドアウト的に始まったけど、少し長く続けてアウトロみたいな演奏。転換中のリハでアコーディオンにエフェクトを掛けていたのが格好良かったけど本番では使わず。展開も音の感触も聞きやすいのは、この二人の演奏なのでさすが!と思ってしまう。

スティーブジャクソン
1曲目は新曲?の「パラレル・チョコレート~」なタイトルの曲。初めて聞くけど「スタイリッシュな生活」に近いイメージ。2曲目は「ミルクと牛乳」。濱田さんのギターは前回みたいなエレクトリック三味線ワウで、ヒジリさんのシンセもファンクっぽいリズムで弾いている。モモジさんのベースの、いつものフレーズに余分なのを付けている感じも良かったです。3曲目は「フォークミュージック」。ヒジリさんのシンセは最初の方はうっすら鳴る。一度ブレイクが入った後に少し加速するのは初めて見るパターンかも。次から順番が違っているかもしれないけど、次は「I Saw Her Standing Nowhere」、その次は「点の世界」。始まるとすぐに止めて、「あれ、これかな?」みたいに色々試して、「あ、これだ」って納得した後の歌い方がめっちゃ間違えている気がしたけど、そのまま続ける。スティーブジャクソンなんで、どれが正解とかはなさそうだけど、明らかに変な感じで、鈴木さんは笑っていました。で、久しぶりの「R.F.G.T」。この曲のイントロのハイハットのリズムの取り方がめっちゃ好きで、今日のアレンジではそれが聞けたので満足。ずっと聞いていたいタイム感です。続く「つめあと」は結構鈍い音での演奏。ライブの最初の方はヒジリさんのシンセは軽く聞こえていたけど、その反動みたいにめっちゃ鳴らす。最後の曲は「そっとわれにかえる」。これも前回同様濱田さんのギターは何か所か不協和音な音だけど、思ってたよりは不協和音さは減る。で、この曲の中盤でのヒジリさんのシンセの、音からタイミングから何から何まで完璧に格好良く決まっていて笑ってしまったけど、それを追い越す位濱田さんのギターのフレーズが何これ!?みたいな感じでめっちゃ良かった。最初の方から弾いていたかもしれないけど、気付いたのは最後のサビの時で、行きそうで行かない感じのギターのフレーズが、モモジさんのベースと絶妙に噛み合ってなくて、それがすごかった。このアレンジは色んな人に見て欲しいです。アンコールは「ギター」。ベースの響き方が少し変で生音みたいにも聞こえる。他のメンバーが入ってくるのも遅かったので、最初の方はモモジさんソロでの演奏みたい。後半はバンド全体の演奏になったけど、最後はうるさくなるパターンじゃなくて、自然にフェイドアウト。ここ最近だと一番良いスティーブジャクソンでした。

5/27-29

5/27土
spazio rita

NOISECONCRETE×3CHI5
今日は店の都合上大人しめなセットにするって話を聞いていて、1曲目は全然ノイズが鳴らないままだったので、この感じが続いていくのかな~と思ったら、曲終わりにオノさんがペンライトみたいなのを振りながら絶叫してたんで、いつも通りでした。でも、その後もさっきよりノイズは鳴るようになったけど、激しいノイズは鳴らさずで、ノイズの発生源のシェイカーみたいなのからもシャカシャカって生音が聞こえてくる。あんまりビートもなくアヴァンギャルドな音の中で3CHI5さんはよく歌えていて、最後の曲でのメロディーは少しポップに感じました。久しぶりに見たんですけど、また見たいって感覚は残る。

inahata emi
「いちじくの葉」が「晩夏」に変わってたり曲順に違いはあるけど、先週のきてみてやの時とほぼ同じ。きてみてやの時には「いちじくの葉」での枯れてる度が増していたのが魅力的に感じたけど、「晩夏」は昔からのイメージと変わらず。

ゑでぃまぁこん
サックスの水谷さん不在での5人編成での演奏。1曲目はアシッド・フォークのイメージを取り払えばアイドル歌謡みたいな曲。カラフルさも渋さも皆無な音がアシッド・フォークと言われる由縁なのかな。歌が真ん中にある訳でもない感じも良い。まぁこんさんのベースも、モツさんのペダルスティールも格好良かったけど、一番良かったのは曲の向きを変えるようなアクセントで叩く楯川さんのドラム。すごいドラマーだとは知っているけど、今回の一番の発見が楯川さんのドラムで、他のバンドで叩いてるのも見てみたいです。あんまり音源を持っていないので、演奏していた曲の多くは分からないけど、曲名が分かるのは「お星さま」「交信」「虎とライオン」で、後半に演奏していた「真夜中の音楽」はハイライト。個人的には好きな曲である「くさり」「くろがねもち」も聞きたかったところ(水谷さん不在の編成だと無理なのかな)。それでも少しの休憩挟んでの1.5時間の演奏は贅沢な時間で、良いバンドはちゃんと見ないといけないな~と思わせるライブでした。
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5/28日
@valentine drive

汽水域[山田亮(pf)笠井亨(b)十三(ds)]
演奏の流れはあまり覚えてないけど、格好良かった感覚は残る。前回の得三の時と同じような感想かと思ってたけど、見返してみたら全然違っていて、今回のはもっとジャズ寄りな演奏。笠井さんはコントラバスのループ音だったり、そのループ音の速度を変えたりの機材いじりもする。途中コントラバスを弾かずにシールド外してプラグを当てたりするノイズも出してたけど、あんまり意図が分からなかった。そのノイズきっかけで何か次の展開が始まりそうで、十三さんも少し反応してたけど、その流れにはならず。

金子ユキ(vln)加藤雅史(b)十三(ds)
最初に加藤さん一人での演奏が始まって、十三さんユキさんが入っての、途中十三さんソロっぽいのもあって、また三人での演奏に戻る。ユキさんだけの演奏は無し。このトリオも格好良い演奏で、加藤さんは踊らせるベースラインをずっと崩さず続けていて、その上で十三さんユキさんが自由な演奏。加藤さんとは逆にユキさんの変化が続いていくviolinも良かったです。前になんやで見た時みたいな、ここがハイライト!的なポイントはなかったけど、ずっと飽きずに聞ける演奏。ユニット名も決まったそうで、TRIASだそうです。

AWA[粟野昌良(ds)堀田準一(b)芝田育代(key)]
前二組はジャズな演奏だったけど、このトリオはジャンルとしてあるインストって感じで、最初の方はKeyがスペーシーに鳴ってたけど、それ以降はバラードの曲もありつつもパワートリオみたいな演奏。あんまり良い印象は残らず。
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5/29月
@なんや

鈴木常吉
ワンマンで見るのは久しぶりで、久々に聞く曲もいくつか。1曲目の「父のワルツ」のイントロでのアコーディオンの蛇腹の広がりが宇宙の誕生みたいに思う。三上寛さんが書いた「ぜいご」のライナーノーツの「最後の咳がいい。咳は『声』のビッグバンだ。」って文章から連想されたイメージなのかもしれないけど、格好良かったです。アコーディオンとギターを2,3回持ち替えての演奏で、その後「さびしい時には」「ダーティー・オールド・タウン」「思ひで」「くぬぎ」など。聞いたことない新曲もいくつかあって、団地の窓みたいな歌詞で始まる曲が「ミノ君」に通じる良さがあって好きになりそう。この後「目が覚めた」のイントロ弾くも、アレ?みたいな感じになって上手く行かず。何回か試した後、もう曲変えよう、みたいに始まったのが「トリちゃんの夢」。この曲に「やる気を出させておくれよ」って歌詞が出てくるんで面白かったです。ちょっとアレンジ・歌い方もコミカルな感じにしていました。一旦休憩が入っての2部は「肉屋」「鉛の兵隊」「雨」「疫病の神」「夢つぶしの歌」、注射器の曲など。後半は段々とラフな演奏になっていて、強烈な印象を残す「ハレルヤ」もその後半。最後は1部で歌えなかった「目が覚めた」「石」で、アンコールは「煙草のめのめ」。全体を見ると少し調子悪そうにも思えたけど、ミノくんっぽい新曲と「ハレルヤ」が聞けたのが良かったです。MCは家族についての話が多め。感謝することについて話している時の、「初詣とかに行って100円だかの賽銭で金持ちになりたいだの幸せになりたいだの願うのはおかしなことで、ありがとうございます位で良いんだよ」ってのが常吉さんらしかった。