お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

2/7

2/7火
@得三

ペニースー
OAとしての出演で、女性競輪選手の歌、ストリップの歌、ストリッパーが小料理屋を持つ歌、岐阜のストリップ劇場のことを歌った「まさこ座 on my mind」の4曲。名前負けしない、そういう歌詞を歌うフォークシンガー。良いと思います。

カニコーセン
1曲目は包茎とか亀頭って単語が出てくる曲。ギターは弾かずにカラオケで、ストリングスの入り方がミスチルっぽい。ミラーボールも回ります。次も途中から尾崎豊の「I LOVE YOU」の替え歌になる下ネタの曲。その後も消費者金融の曲などネタっぽいのもあったけど、中盤辺りはしんみりさせる曲や聞かせる曲が続く。魚の曲が良かったです。途中ぬいぐるみのバツ?くん(音声はノイズ)と話したり、物販紹介のコーナーもあり。最後の方にも泉谷しげるの「黒いカバン」にインスパイアされた「すごく黒いカバン」とネタっぽい曲もあったけど(それはそれで好きです)、好印象に感じたのは中盤の流れで、韻の踏み方にも次はどんな言葉が出てくるんだろう、と期待してしまう自分がいました。

良元優作
1曲目は「月と金星」、2曲目には鈴木常吉さん「石」のカバーが続く。優作さんらしい、癖のある歌い方になっている。その後も「風につらつら」、高田渡さんと有山じゅんじさんのライブを得三で見たことがある話の流れからの「ヘイ・ヘイ・ブルース」、ギターパンダフジロックでカバーしたという「帰り道」などで、最後は「キムおじさん」。ビトさんにも通じるロマンティックな部分を感じたのは新しい発見だったけど、「春の風」「緑のタイルのいかしたテーブル」「叙々苑」みたいなウキウキするような曲も聞きたかったです。意外にも得三出演は初めてだそう。

ギターパンダ
スタートはお馴染みの自己紹介の曲~衣装を脱ぐという流れだったけど、この時のお客さんの反応の無さが面白かった。のりをさんも「もう飽きましたか?」って聞いてる位の反応の無さ。その後はTHE ENDカバー「くノ一忍法帖の新しいビデオが出たから」で、この曲はすごくぐっとくる部分があって好きです。この後に続くのも、強い曲ばかり。自分の中では、ギターパンダといえば「とばせロック」「引き潮」の2曲だけど、両曲ともせず(「引き潮」もTHE ENDカバーなんで外してるのかな)。でもそれ以外の曲も良曲揃いで、音源が欲しくなる程良い曲ばかりだと感じるのは、今回が初めて。のりをさん依頼済みのサクラの方々が、最後3曲は嘘みたいに歓声を上げていたけど、だからこそ衣装脱ぐ時の反応の無さは不思議でした。アンコールのセッションでは出演者全員参加による、ペニースーさんの埋め立て地の曲。久しぶりに聞いた「紀伊水道」って言葉が良かったです。のりをさん、優作さんのギターソロに続くのは、カニコーセンさんのホルダーに入れたままのハーモニカソロ。様にならない感じがカニコーセンさんぽかった。Wアンコールはのりをさん一人での「STAND BY ME」の日本語詞曲。やっぱり曲が良いなと思いました。