お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

7/27-29

7/27木
長野友美3rdアルバム『時のたてがみをつかんで』発売記念ライブ@KDハポン

かわにしようじ with ビターサンシャイン
磯たか子さんkey、Qu-kiの紘子さんフルート、林敬子さんパーカッションのビターサンシャイン3人を加えた編成で、かわにしさんは楽器を持たずマイクのみ。腕を上下させて音程を取る丁寧な歌い方で、かわにしさんらしさ全開。楽器隊は派手さはないけど歌をさりげなくサポート。ボサノバっぽいビートの2曲目は、ブラジル人歌手が歌う曲も訳してみたら、こんなことを歌っているんじゃないかな~って内容。この曲は高校時代の元彼女(後輩の元彼女って言ってたかも)が書いた詩に曲を付けたものだそう。詞をお借りしただけって言っていたジョンのサン「ソング」のカバーは、原曲に近い演奏だと思ったけど、かわにしさんにも似合う曲。長野さんが以前カバーしたことがあるというかわにしさん作の「月の光」みたいなタイトルの曲は、少しファンタジー要素もある歌詞で、自分の中での長野さんのイメージはケンタウロスのことを歌っている人なので、ここではファンタジー要素で繋がりました。最後は磯さんががっつり歌う曲で、かわにしさんとのデュエットになるとカーペンターズみたい。この曲の途中からのリズミックな演奏で、かわにしさんは少し小躍り状態。この揺れてる姿は少しSMAPの「世界に一つだけの花」の手話っぽく思えて、最近見た親が難聴の人達の映画のフライヤーに(映画自体は見てなくてフライヤーだけ)、手話以外にも顔も気持ちを伝える重要なファクターって書いてたのを思い出す。かわにしさんの歌、ライブには伝える気持ちがあると思います。

しょうにゅうどう
GUIROでもカバーしていて、2人のコーラスだけの始まり方が印象に残った「旅をするために」でスタート。次の「茜色の~」って歌う曲では、中盤からの河合さんのコントラバスの音の伸ばし方やスライドがすごく良いな~と感じるようになる。次は唯一の明るい曲だという倦怠期の夫婦の曲。今回は「鳥取が漢字で書けた~」だったんで、色々パターンが変わるのかも。ボンゴからスネアも手で叩くようになって、最後のボンゴは肘で叩いたさゆりさん。ここからは河合さんはコントラバスからギターに持ち替えて「さどのむすめ」、シロフォンの曲が続いて、最後にもう1回コントラバスに戻って「死ぬかと思った」。始まりの歌詞を間違えたり、口笛が鳴らずなどがあって、3度目での成功。この曲の対比の歌詞の良さにようやく気付く。

長野友美(サポート:船戸博史,岡林和歌)
1曲目は長野さんのアカペラに、和歌さんのクラリネットが絡む「歌の途中」。これには鈴木常吉さんと似た雰囲気を感じて、前情報として聞いていた長野さんのアイリッシュ音楽とのイメージにバチンとはまる。2曲目から船戸さんがコントラバスで参加。色々試しているような演奏だけど、最終的には自然な良い音として聞こえてくる。最初のアイリッシュな印象は段々と薄まっていったけど、それでもクラリネットの音が似合う世界観。今まで長野さんのライブはソロでしか見たことがなかったけど、今回の編成のライブは印象が大幅に変わる程良かった。歌の提示の仕方ってかなり重要だなと思いました。セットリストは「めばるつり」「なのに愛は」(すごく良い曲)、「時のたてがみをつかんで」「滑走路」など。ケンタウロスの曲は演奏されなかったけど、「羽根がはえるよ」にはファンタジーな要素あり。対バンの流れの良さもあって、良い感覚で見れたライブでした。
__________

7/28金
@得三

THE PYRAMID
少し不穏なプログレ色のイントロが加わった「ブラジル」でスタート。イントロだけでなく、荻原さんの少し変化したkeyのアレンジや、尺八みたいな音の紘子さんのフルートからも、プログレ色は感じられて、これはもうすぐ出る新アルバムのモードなんでしょうか。2曲目はいつも演奏している楽しげな曲(後々手に入れた新アルバムのサンプルCDから曲名が「crazy(猫に)」と判明)。途中の角田さんの「ドゥドゥツタ」みたいなことを言ってる時のゴローさんが何もせずに聞いている顔も良かったです。次は「インカ帝国」で、途中のゴローさんのセリフは「Where am I?」っぽい。久しぶりに見るTHE PYRAMIDだったけど、この辺りからやっぱり格好良いバンドだなと改めて思う。デミタスコーヒーの曲が続いて、その次がオケちゃんが歌う新曲。「オー、オー」ってコーラスの入る、お祭りで歌うボブ・ディランみたいな曲で面白い。角田さんゴローさんとは違う、「飲み放題」からだと「STAR STAR」「G.D.C.」のイメージの、洋楽テイストな荻原さん曲(この曲もサンプルCDに入っていて曲名は「war」。但しクレジットは「作詞:荻原、加納/作曲:角田」でした、すいません)。この曲ではKeyの他に得三のピアノも使用。その後、眞子さまをお祝いする天皇陛下のモノマネがあって、最後は「zujaja族」で締め。

ryorchestra
最初に「D.M.K.」っていう「DOOMみたいな曲」を略したの新曲。「レッツゴー」って叫んでたり、声を使っている印象が強い。それ以降は重厚な音にボヘミアン・ラプソディ的なボーカルが絡むryorchestraな曲が続く。武藤さんの音色を変えるギターの使い方は以前も同じような感想を持ったはず。最後は白木さんがポーズ付ける曲なのも前と同じ。途中の小埜さん指揮のアタック音の回数が間違えてたりと、今日の演奏はイマイチ。単に同じような展開に飽きている気もするけど。録音はする予定だけど、10月に小埜さんの車検があるんで、録音・プレスできないって話から、「クラウドファンディングすれば?」って流れになったけど、小埜さんはそれは嫌だそう。でも「じゃあ、車検の方をクラウドファンディングすれば?」って話には乗り気になっていました。

Mad Tapes Erase Group
前半にゆったりとしたビートの新曲あり。濱田さん、笠井さん、ヒジリさんが全員違うリズムの乗せ方なのが良い。特にヒジリさんの演奏がすごく良くて、クラブっぽい音。濱田さんがカクッてなるリズムで弾き続ける曲での、変化させながら鳴らすシンセも良い。笠井さんは最近使ってるエフェクターは使わずで、少し弾き方も変わったのかな。中盤には前のハポンの時みたいに曲の中に組み込むんじゃなくて、即興をするコーナーがあって、十三さんの電子機材はここで使用。シンバルを叩くと鉄の棒叩いているようなエフェクトが掛かったりする。その後は、ここ最近の色んな曲が混ぜ合わさる演奏。以前よりも混ざり方が上手くなっていて、これからもどんどん良くなっていきそう。アンコールの拍手が起こるも、曲がないので、平成天皇のモノマネをするゴローさん、のモノマネをする十三さん。
__________

7/29土
too silly too die@spazio rita

まっち
ライブ前に、主催の喫茶ゆすらご黒田さんから尻ギターの説明。黒田さんの友人の友人が高校の技術の授業か何かで作った作品らしい。で、くじ引きで順番を決めてまっちさんから。NHKの趣味の時間みたいな番組的に、セックス講義の講師として尻ギター先生が来たって設定。尻ギターから出る排泄物的な音を、トーキング・モジュレーターのチューブを利用して口で受け取るみたいな内容。最初の方は尻ギターを弾くも、あんまり聞こえず。モジュレーターはまっちさん自作らしく、調子が悪かったのかな。途中からはちゃんと聞こえるようになりました。中盤からは寝っ転がって尻ギターを腹の上に乗せて、変な音を探りながら鳴らす。まっちさんのこの使い方が、一番尻ギターを作った人の意図が表れているというか、高校生がやりそうな演奏だと思いました。他の人もだけど、15分位の演奏。

テライショウタ
最初はルーパーで色々フレーズを作って、その上で生で弾く。シタールっぽく聞こえる時もあり。「シリッ」って繰り返し歌っていたのはビートルズの「Come Together」なんだとか。その後、ノイズ強めになって、テライショウタ名義の時に近い演奏。ボトルネック奏法も小さい棒を使って披露。最後は布施明の「君は薔薇より美しい」の歌詞に色々尻を盛り込んだ「尻は薔薇より美しい」。尻ギターにはフレットがないんで、音をきちんと取るのが難しそう。「尻ギターのイベントなのにカレーを出すなんて…」ってMCも面白かったです。

アヲヤギツトミ
男祭りに参加していたまっちさんと共同主催のなぐぁさんだけには近くで見れる権利が与えられて、ステージ横に立ってもらう。一度アヲヤギさんは退場して、尻ギターに女性用のパンティーを履かせて再登場。映画「ゴースト」の主題歌「アンチェインド・メロディ」がずっと流れる中、最初は尻ギターを陶芸的にいじっているのかな~と思ってたら、お客さんに背中を向け始めて、まっちさんとながぁさんだけが何をしているか見える状態になる。客席からだと寝かせた尻ギターに顔を近付けたり話しかけたりしているのは見えて、最後のトークで分かったけど、舌で弦を押さえていたとのこと。「アンチェインド・メロディ」が5周目に入る位の長さのプレイで、最後Tシャツを脱いでズボンも降ろすと、パンツには「終」の文字。尻ギターに履かせているのとお揃いの赤のパンツでした。まさに男祭りなパフォーマンス。

角田健太
尻ギターを持って登場するも、ほぼ全裸。隠すべきところは一応金色の紙みたいな包むように隠されている。格好に対するざわつきは収まらず。そんな中、角田さんはこれまでの出演者の話とかの語りだけ。少し尻ギターをいじり始めると、「ベン!」みたいなパーカッシブな音を気に入ったのか、それを鳴らし続ける。ピックアップに弦が当たる音らしく、確かに良い音で鳴っていました。その内に椅子やスピーカー、カウンターに登り出して、そこで終了。結局1曲も歌わずの5分位の時間。最後までざわつきは収まらず。

杉山明
始まる前に英語で前の出演者達のことを「ナイトメア」とMC。確かに。で「ヘビーメタル・オンリー」の宣言通り、重低音な音とグロウル声。多分有名曲のリフなんかも織り交ぜていたと思う。ショウタさんの「尻は薔薇より美しい」と比べると、音程のミスなく弾きこなす杉山さん。速弾きはないけど、メタル・ドゥ-ムを感じることが出来る音は鳴っていました。直前の流れからの真っ当な演奏も良かったです。

全組の演奏が終わると、出演者と黒田さん、ながぁさんを交えた尻トーク。ここでもアヲヤギさんの尻ギターに履かせるパンティーを買いに行ったアダルトショップにいた70代のお客さんの話とか、角田さんの写真はSNSに載せないでの話の流れでのフェイスブッカケとかも、引き続きの男祭りな発言。それでも、尻ギターに張っていた6弦(芯があって、その周りにさらに弦が巻いている)だとハーモニクスが取れないから3弦位の方が使いやすくなるとか、アジアの1弦楽器とかの音楽的な話に飛んだりと、振れ幅の大きいトークでした。

広告を非表示にする