お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

10/21-23

10/21金
Murder Murder Japan Tour@valentine drive

Kaz Koike×十三duo
小池さんは自作の電子楽器のみを使用。ノイズな音だったけど、きちんと狙った音を出していて、ギターを弾いているみたい。十三さんはスネアをずっと細かく刻むように叩いていて、その音に多分エフェクトを掛けて、ゴロンゴロン鳴らしていた。最初の方、少し見逃したんで、分からない部分もあるけど、もう少し展開が欲しかったです。もしくは、多分20分位の演奏だったんで、長い尺で見たら、展開を感じられたかもしれない。

竹取物語
最初は楽器隊のみで演奏。照明を消してステージを暗くした中で、夏の虫の音を鳴らしつつ、民謡っぽいのを歌う。楽器の繰り返しのフレーズとかでアンビエントなサイケみたい。途中からダンサー含むメンバーが入ってきて、自前のストロボを点灯させて踊ったり叫んだりする。意外とパーティーっぽく盛り上がる感じの音ではなかった記憶。ジョーさんのギターも全然うるさくなかった。会場の構造とかでも、あんまり解放感のあるライブではなかったんで、相性が悪かったのかな。

Shige Beer and A Thousand New Wife
久しぶりに見るけど、相変わらずのジャンクなロックで、少しUS Mapleみたいな壊れた部分もあった。シンプルに削ぎ落とし過ぎてる感。シゲビールさんのギター弾かずに、ズボンに手を突っ込んだまま、頭を地面に付ける姿とか格好良かった。MCの「あけましておめでとうございます」も。最後は前の方に並んでいた椅子に倒れこんで終了。

Murder Murder(from California)
Murder Murderの3人のメンバー以外にも、ジョーさん、小池さん、十三さんも参加。「いっせーので」でうるさい音楽やって、Sax+Voの人が客席の後ろの方で吹いたり、椅子を奪って頭に被ったりしながら演奏。竹取物語のメンバーも各々でダンス。まどかさんのはとろーんとした動きだった。始まる前に今回の名古屋メンバーにどう演奏するかの指示みたいなことをしていたので、多分流れはあったんだろうけど、刹那的でパンクなライブでした。

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10/22土
Qu-ki CD "kajitsu" release live@jazz inn LOVELY

Qu-ki
1部はリズムのある曲が多くて、前に良いと思ったプログレな曲もやっていたはずだけど、結構どの曲もプログレみたいに聞こえてしまった。楽器のバランスはそれぞれ良くて、その中でもピアノのアッキーさんの音が一番良い。今日のラブリーのピアノのせいか、タッチまで表現できていて、すごく気持ちのいい音だった。1部最後は落合さんの前のバンド、guraの曲を2曲。guraを見たことないけど、今のQu-kiの演奏でも全然違和感ない曲でした。2部は静かな曲が多くて、落合さん、アッキーさん、紘子さんの要素が強め。そんなに多く見ている訳ではないけど、昔のQu-kiのライブなイメージ。最後はアルバム作りにも大きく貢献してくれたというヒジリさんがSaxで参加。Saxの中からペットボトル取り出したの面白かったけど、あんまり反応なし。ヒジリさんも参加しても「季節の中で」ともう1曲(ヒジリさんがアルバムでSax参加しているのは「季節の中で」「コハク」だけど、「コハク」ではなかった気はする。昔からやってる曲だったけど、タイトル分からず)。最後はそれぞれの楽器ソロもあって、メンバーじゃないけど、ヒジリさんの多分JAZZの有名な曲のフレーズを混ぜながら吹いていたのが一番良かったです。
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10/23日
酒は飲め飲め白百合の会2016@きてみてや

Ett
前の得三に比べると自然な感じで、前半は渓さんが良い感じに酔っ払っていて、「F.E.V.」では、にゃ~とかドゥーンとかやったりする。ギターもたどたどしい時あったけど、後半は元に戻ってた。1曲目に白百合飲め飲めみたいな曲をやってから、「F.E.V.」「空っぽの朝一番」「春の雨」「ワルツ」、得三でもやっていた農園の歌、「愛の砂嵐」(コーチャンのリクエスト)、「ありきたり慕情」「歯磨きの唄」など。「歯磨きの唄」の最後はさゆりさんが踊りながら退場。渓さんのギターも沖縄の踊りっぽい曲を弾いてました。久しぶりに聞けた「ありきたり慕情」はすごく好きな曲なんで嬉しかった。途中でお客さんで来ていたとんちピクルスさんに「1曲やりましょう」って誘ったけど、実現せず。その時に渓さんが、「あの曲やりましょう」って歌ってた曲の歌詞がひどくて、渓さんが替え歌してるのかな~と思ってたら、終演後にとんちさんがソロで1曲やってくれて、それが「まんこにタッチ」ていう、渓さんが歌ってたひどい歌詞のまんまだったんで、驚く。

池原コーイチ with 石井幸枝
多分自作の曲で、ブルースだったり、フォークっぽかったりする。ちゃんと前を見て歌ってる姿とか、声の印象で玉置浩二みたい。フルートの石井さんが良い具合に曲に色付けしていました。最近は井手健介と母船にせよ、Qu-kiにせよ、フルートを聞く機会が多くて、良い楽器だなと思う。「生活の柄」のカバーではとんちさんに歌わせたり、次の曲ではラップでも参加してもらう。途中から渓さんもギターで、最後はさゆりさんもコーラスで参加。石原さんがよくやっていたボトルネックなスライドを手の平でやるのを、渓さんが真似したりしていました。

10/19

10/19水
パフォーミングアーツ・セレクション@愛知県芸術劇場小ホール

安野太郎「ゾンビのトリル」
リコーダー4台と拡声器1台を使ったシステム。最初は発電機?のスイッチを入れて待機状態。モーターのブーンって音だけが長く続く。その後、各リコーダーが鳴りだす。リコーダーの音と共にカチャカチャ鳴っているのは、多分リコーダーを押さえるゾンビの指が物理的に当たってるせいだと思う。最初の内はそれぞれが勝手に音を鳴らしてたけど、後半からは曲が段々と複雑になっていく。最後は拡声器から「アー、ア、アー」みたいな声って言われれば声に聞こえるシュールな音が鳴りだす。一応出演クレジットはゾンビクイーン(声)、ソプラノゾンビ(以下、リコーダー)、アルトゾンビ、テナーゾンビ、バスゾンビ。前回見た「ゾンビ音楽」ではリコーダー1台だけだったけど、ゾンビの映像も使っていて、怖くなるところでリコーダーが鳴りだすっていう内容がすごく面白かったんで、今回のも良かったけど、それに比べると少し不満。でも、ゾンビの流れは変わっていないので、次回作も見てみたいです。

KENTARO!!/東京ELECTROCK STAIRS「前と後ろと誰かとえん short ver.」
ダンサー3人の作品で、フォーメーションっぽく踊る。最初の方で柔らかいテクノな音楽で踊っているのがDAFT PUNKのPVみたいで、音楽もピアノの弾き語りとかR&Bに変わって、ダンスをしっかり踊るときもあったけど、基本ポップな見せ方なんで、DAFT PUNK PVの印象のまま終わる。動きが止まって3人が横一列に並んだ時に、急に一人が動き出すのは、SFC時代のFFのフィールド画面でビックリマークが付いて殴られるキャラクターみたいだなと思った。

usaginingen「Birth」
映像担当と音担当の二人。音はドラムセットみたいなのを使用。生のバスドラ、パーカッションの音の他、あんまり手の動きが見えなかったけど、電子音も鳴ってた。弦楽器もドラムの椅子に座ったまま演奏。少しダンサブルにも感じる音楽だった。映像はOHPみたいなのを使用して、バックのスクリーンに投影。色んな図工作を乗せたりしていて、糸を垂らしたり巻き取ったり。自作のOHP装置で自転車のペダルを漕ぐことで背景の絵が回転するシステムは良かった。音楽も含めてETVの番組みたい。

川村美紀子「無題」
「何がアートだ、馬鹿野郎!」みたいな叫びを混ぜつつ、今っぽいエグいビートの曲で激しく最後まで踊る。こういう場には似合わないアンチ・アートな表現がテーマなのかな。途中、「大人への反抗だったけど、もう自分も大人の一人です」みたいな告白調から、音もダンスも静かになっていって、そういうストーリーにするんかなとも思ったけど、サビ前の静かな部分なだけであって、やっぱり最後までエグいビートで激しく踊る。大森靖子さん以降かもしれないけど、東京っぽい表現だと思ってしまう。

10/16

10/16日(昼)
SOCIAL TOWER MARKET@名古屋テレビ塔

井手健介と母船
ラップスチールギターを使われると、まだゑでぃまぁこんみたいって印象になっちゃうけど、後半のギターに持ち替えての、バンド全体が一気に演奏しているのに、うるさくならない感じが良かった。「イエスタデイ・ワンス・モア」の日本語カバー、「おてもやん」など。最後の曲での、井手さんがハンドマイクで歌う姿は似合っていて、かわにしようじさんの「あと少し」を歌って欲しいとも思いました。

ミツメ
体温のない感じが名古屋のバンドっぽく感じたり、POP寄りなExtrudersに思えたりと好印象。曲も良くて、普通にスピッツ位の存在になりそうとも思った。前半でやっていたアタック音っぽいフレーズが続く曲も良かったし、曲調の幅が広くても一貫性のある良いライブでした。なので、最後の大きい音で鳴らすのは余計に思えた。SOCIAL TOWER MARKET2日間で見た中ではベストアクト。

Qu-ki
セットリストはお馴染みの曲の他、癖になりそうなフレーズがちりばめられている感じのプログレな曲が良かった。それぞれの楽器が良いバランスで目立っていて、最近ジョビンとか聞いているとフルートとか管楽器の重要性を感じるんで、その耳で聞くと新しい気持ちで聞ける。ステージを組んでいない野外での演奏だったんで、十三さんの後ろを自転車が通ったりするのが、魚座のリバーウォークでのライブ映像みたいで良かった。
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10/16日(夜)
@なんや

金子ユキ(vln)加藤雅史(b)十三(ds)
最初は金子×加藤デュオ。ユキさんはエフェクターを使うviolinで、一弦ずつ弾いて、その音にディレイやループを掛けて音を作ったりする。加藤さんはシンプルにコントラバスのみ。二人とも弓を使ってて、ユキさんがクラシカルに、加藤さんがダークな響きで鳴らしていた時が印象に残っている。デュオセッションは各15分位で、次は加藤×十三デュオ。途中から加藤さんが弾くペースを上げて、十三さんに速く叩くよう煽ったりする場面もあり。加藤さんはノンエフェクトな分、音を変えれないけど、ドラムだと太鼓類とシンバルだけでも全然違う音なんで、一瞬で違う雰囲気を出せるのは有利だと思った。次は金子×十三デュオ。後半の、ギターの速弾き位のユキさんviolinソロと、リズムに徹している十三さんとの絡みがすごく良かった。ユキさんの音が軽やかに空を舞っていて、十三さんのはどっしりと地を這うみたいなコンビネーション。ゲストで良いので、tsujimachiBLDにも参加して欲しいです。その次はトリオで13拍子の曲。一旦休憩を挟んで、再びトリオにて再開。後半の長めの即興は肉体的でロックなカタルシスを感じる程、パワフルな演奏。十三さんのソロ演奏になった後の、加藤さんが1音2音だけ弾いて曲に戻したのが格好良かった。ユキさんを見るのは久しぶりだったけど、あんなに激しく弾く人だとは思ってなかったので、新しい発見でした。またこのトリオで見てみたい。

10/15

10/15土(昼)
SOCIAL TOWER MARKET@名古屋テレビ塔

呂布カルマ
ライブで見るのは初めて。1MC+1DJのスタイルで、聞きやすくて耳に入ってくるラップ。「ヤングたかじん」って曲の、「黒人よりもたかじんになりたい」とか。トラックのベース音が潰れてたりしてたけど不気味な音で、本人の言うパーティー感のなさには合っている。途中ぐちゃぐちゃな音になっているのも格好良かった。曲間のMCでの説き伏せる感じも良かったです。

シャムキャッツ
曲は良くなかったけど、歌の途中のギターソロに入った時の、バンドの音だけになると格好良かった。夏目さんのギターにしてもバンド全員が良い音を出していたんで、インストまでは行かなくても、ひたすら楽器を弾いてるみたいなライブも見てみたい。

ロンリー
最初の方はメロウな曲多くて、速い曲は後半にいくつか。メロウな曲には緊張と緩和があって、初めて見たときにジョンのサンと似ているなと思ったことを思い出す。やけのはらがラップする7inchのラップ無Verも演奏。アンコールは「パラノイド」でした。MCで言われて気づいたんで、声ガラガラ問題があったんで、本調子ではなかったのかな。

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10/15土(夜)
@鑪ら場

小池喬
「Take Care」でスタートする変わったセットリスト。他に「Good Bye My Friend」(曲が始まる前に一人退席してんで、「どこへ行ってしまったの たにざわくんとお客さん」に歌詞変える)「階段のあがりはな」「バンブボンのテーマ」「どうもありがとう」など。MC少し長めで、他の共演者のこととかたたらば2周年のこととか。久しぶりにギターの緩いペナペナした音の鳴りを感じた。

コトナ
ラップの部分には惹かれるものは少ないけど、生演奏のトラックは格好良くて、多分HIP HOPの人達はトラック作るの楽しいんだろうなと思った。久しぶりに見た気がするけど、ハマータイムは昔から変わらず続行中。多分今日だけだったと思うけど、最後の曲のコール&レスポンスが分かりにくくて、お客さんの乗せ方下手なんかなとも思った。

堀田ダチオ
たたらばこけら落としのライブに出演していたそうで、その再現ライブ。セットリストは「情熱」「悩みごと」(この曲での握手の流れは久しぶりに見る、間奏部の「オー、オー、オー」に反応なくてダチオさん「名古屋っぽい」って言う)、「とある風景」「なんとかせなな」(コトナでベース弾いていた、かわにしさんが参加。「超絶プレイを見せてくれます」の紹介から、最後の一音だけ鳴らしてもらうお馴染みのプレイだけど、かわにしさんの弾くタイミングを2音位早くて明らかなる失敗でした)、「干し椎茸のように」(お客さんに表打ちの手拍子を要求。歌詞にボブ・ディランノーベル賞取ったとかも入れる)、「遠慮の重なり」(口カズーをしながら「拍手」が言えるようになっている)。MCでのセットリストのAパターン、Bパターンを人生ゲームのビジネスコース、転職コースに例えているのが面白かったです。あと、ミラーボールズが活動していない時期に自分が出てきて、フォーク・ロックのスターの座を奪い取ったみたいなMCもしていて、そのことが自分にとってはすごく当てはまるので、やっぱりダチオさんはスターだなと思いました。

ミラーボールズ
今回は少しアレンジが変わった「黒い足跡」でスタート。これがすごく良くて、前の新しい注文とハポンでやった時のライブでは少しキレが鈍っている印象だったけど、鈍ってるキレを円熟味として表現できてると思った。次の「ペータとリリィ」も良くて、格好良さを再確認する。その後暗めな新曲や「口笛が聞こえる」「東京の子供達」「ジミー」など。後半にやってた「ジミー」とか聞いたら、普通にキレは戻ってました。アンコールは「青い鳥」。「黒い足跡」「ペータとリリィ」の演奏を聞くと、今の状態での「野生の王国」とかのゆっくりした曲をもっと聞いてみたいと思いました。

10/13-14

10/13木

龍宮ナイト@HUCK FINN

Limited Express (has gone ?)
出だしの音はライブハウスっぽくて良かったけど、それ以降は更に良いと思える部分が少なかった。ユカリさん動き回って元気なんだけど、METEOTIC NIGHT今池でのライブがすごく良かった印象があるので、そこまでは行かず。サポートのSAXの人もいなかったんで、フルメンバーでのライブが見たかった。最後の方にやってた祭りっぽいビートの曲が格好良かったです。

Have a Nice Day!
80年代なクラブっぽいトラック流して、そこに生バンド。ギターの人が若干良い音出してたけど、それ以外は個人的に盛り上がるような音楽でもなくて、途中からシンセ入ってるエモバンドだな位にしか思わず。もう見なくてもいいやって思っていた時に、丁度「ロッケンロール」って叫ぶ曲をやってて、一番言ったらダメな言葉をドンピシャで言われた気がして、本当に寒気がしたんで、途中で抜ける。

THE ACT WE ACT
ここ最近の印象と変わらないけど、前に格好良いと思った「カミングアウト」のドラムのタイミングを今回見たら、思ってた程格好良くはなかった。その曲終わりにtakumiさんの多分シールドが抜けたかで音が鳴らなくて、音が出るようになったらなったで、エフェクターのせいか勝手に鳴ってたけど、そういうときに強引に終わらせる感じは盛り上がるんで格好良かったです。あと、新曲がジアクトっぽいストレートなハードコアだったり、Wアンコールが昔の曲だったりと、今の編成でもそういう曲がやれるんだなと思いました。
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10/14金
MARINA FAGES来日公演@Cafe Dufi

YOK.
今回は「Free」はせず、最近のセットリストに入ってなかった「ジャングル」が加わっていた。他は「ジプシー」「太陽」など。「Fiesta」はお客さんに願いは聞いてたけど、声のループは自分の声をサンプリングしていて、慣れているのかその声のループが良くて、こんなに格好良い曲なんだなと思った。ギターの音も攻撃性があるように感じた位切れ味があって良かったです。

EXPE
PARAでのイメージに近いビザールギターでの浮遊感ある音と、結構強めで鳴らすエレガットGtでの肉体的な音を使ってのギターインスト。バスドラとハイハットの音が鳴るペダルも使ってて、両足使いながらペダル踏んでるときに上手くできていないように見えたけど、それも計算の内なのかな。ミスからも新しい方向に進んでいくみたいな、PARAの考え方の。足引きずってたんで単に怪我の影響かもしれないけど。

MARINA FAGES
アコギとチャランゴを使った弾き語りで、MirahとかMary Lou Lordな女性SSWを思い浮かべたけど、アルゼンチンの人なんで多分スペイン語での聞き慣れないカクカクな歌い方にUSインディーの女性SSWとは違う魅力を感じた。他にも、フー、フーみたいな息の吹きかけもマイクを通して音として出していたりと、ヴァセリンズの「You Think You're A Man」な、ふざけた感じも思い出す。最初ギターで、途中でチャランゴに変更。チャランゴは大きさ的にもウクレレなんで、ちょっと笹口さんにも似ているとも思えて、曲にも少し近い雰囲気を感じる。もう一回ギターに戻した時のチューニングで、にゃ~とか言ってるのもそれを助長させて、次どう聞こえるかな~と思ってると、スローな曲で、笹口さんよりは小池喬さんに近かった。本編最後の曲では何種類か声を変えながら歌っていたり、曲に色々自由さがあって、他の曲も聞いてみたいと思いました。

10/9

10/9日

安島サンテントウリツ@ドレミファといろは、カリー河、酒処とっち

ヤクタタズ
久しぶりに見たけど、変わらずストレートなロックバンド。コーラスがきれいなので、シティポップな感じも出来そうだけど、そういうのは関係なしのバンドサウンドに四日市らしさを感じてしまう。1曲分かりやすいJ-ROCKみたいな曲があった。ゴウさんのバンドなんで、始まりに相応しいし、良いスタート。

戸田大地
ロックンロールのフレーズの引用だったり、歌詞の日常の切り取り方も、言ってしまえば見た目も芸人みたい。途中の「クラウディア」ってしっとり歌う曲での、ダチオさんの「その顔でクラウディアって!」って野次が面白くて、それ以降もお客さんが盛り上がってて、楽しめました。

鈴木実貴子ズ
高橋さんの変なタイミングが入るドラムとかを聞くと、ちゃんとバンドとして曲を作ってるんだなと思う。新曲として披露していた曲の、意図的か分からないけど、不協和音っぽく鳴るギターが良かったです。「都心環状線」では途中からゴウさんが自然とコーラスに参加。昔に比べると、歌う内容も前向きになっているように見えるし、昔からやってる「都心環状線」にはぐっとくるものがあって、やり続けていくことが大切なんだと思いました。あと、実貴子さんの歌い方に松倉如子さんに似たものを感じたんで、「ともだち」とかカバーしたら似合いそうだし、松倉さんが実貴子さんの曲を歌っても面白そう。

YOK.
2日前に見た内容とさほど変わらず。持ち時間少ないんで(30分)、曲数も少し減る。ハポンだとエレキギターとアコギ両方使ってたけど、今回はアコギだけ。ハポンで見た「FREE」はサビの部分が良いと思ったけど、サビまでの曲の流れも全部良かったです。曲が始まるとすぐに「これは良い曲だ」と思えるものがある。前の方に座ってた自分でも寒かったけど、YOK.さんの位置だと更にクーラーの風が直撃してそうだったんで寒くなかったのかな、と思った。

ミックスナッツハウス
1曲目から「アーノルド」。「ヒット曲みたいに!」ってことでみんなに合唱させて、たっぷり時間使う。この辺はさすがでした。最終的に持ち時間オーバーしてたけど。その後は正式な曲名知らないのもあるけど、「GREEN APPLE」「白衣ダイナソー」「三温糖」(途中のラップ部分は簡単にしたのかな)、「光合成」「スーパースター」。今回はシンムラさんを加えた4人編成。シンムラさんのギターが良いアクセントになっていて、こんなに良いギター弾くんだと感心してしまう程、すごく良かった。最後の曲の終わり際、王子は頭にギター乗せて会場をウロウロ。もう一度ステージに戻ってきて、曲終わりにステージから後ろ向きで倒れそうになりながら、ステージを駆け下りていった。結構怪我しそうな位スピード出してて心配ではあったけど、マゾンナが曲終わったらすぐ出ていくのに近いアクションに感じて、格好良かったです。あと、格好が普通になってたんで、ダチオさんから「ローディーさん?ボーイじゃないの?」の野次が飛んでたんで、王子が口塞いでいました。

原田茶飯事
曲もしっかりしてるし、お客さんの反応のMCからの選曲(曲名分からないけど、「好きな人を馬鹿にされた」って歌う曲)とか、さすがだな~と思ってしまう。この位のクオリティならいつものことだし、特筆するところはないかな。リハでのカバー曲もサービス満点でした。

わたなべよしくに
新曲も混ぜつつも、MCなく一気に演奏。「燕」のイントロのギターで上がる歓声に、四日市での人気を感じる。正直羨ましいです。既存曲は「19」「8月の初め、南の夜空」、咳き込む曲など。新曲の「ライブハウスに辿り着けない」で出てくるDICE、ハードレイン、ファンダンゴテロメアロリコンファッカーズ、まめのきウェンズデイとかは、自分が見てきた流れとは別なんだな~と思ったりもした。アンコールもあって、MCから始まる「やめるよ」。また見たいです。

堀田ダチオオーガナイゼーション
まずソロにて3曲。アルバム未収録の「目隠し人間」のサビを歌わせる無茶振りにもお客さんが反応してくれて、ダチオさんは「何で知ってるん。気持ち悪いわ~」な反応。MCで「自分は年間7回のライブをやってるだけで、茶飯事さんの1/50なのに、この浸透力!」。良い雰囲気でのライブ。次の「とある風景」に続いて、まだ1番しかできていない新曲。ロックンロールの打ち上げでオールして、朝方帰るのに、何回も電車で往来してしまい、四日市まで3時間掛かったって内容。車窓って歌詞が出てくる、「遠慮の重なり」とかに近い雰囲気の曲。途中から、「この曲に似てるでしょ」ってことで、ビートルズの「It's Only Love」になる。福山雅治のではないってことを言いたいらしい。その後、堀田ショチ夫さんをステージに上げて、ショチ夫さんに「次の25日には」を歌わせる。途中の「これでいいのだろうか」の歌詞に歓声上がる。ダチオさんの「これでいいさ」のアンサー的な意味なのかな。途中からダチオさん、ゴサローさんもコーラスに参加しての堀田ブラザーズ勢揃い。優しい感じの歌で良かったです。で、ゴサローさん、ゴウさんの堀田ダチオグループに加えて、いとまとあやこの二人も参加してのオーガナイゼーションになって、「情熱」「干し椎茸のように」「これでいいさ」。「これでいいさ」では茶飯事さんがコーラスや口トロンボーンで参加したり、ダチオさんもこの曲で口カズーを披露したり(確か上手くいってなかった記憶)で、結構長いこと演奏してて、ダチオさんも「プログレか!」ってツッコミ入れてたけど、確かにいとまさんのKeyはプログレみたいな音色になっていた。最後は、フジロックのイギーポップみたいにお客さんもステージに上げて大円団で終了。アンコールは「新しい広場」。Wアンコールで、さっき口カズーが上手くできなかったから、と「遠慮の重なり」。この曲での「ワンモアタイム」の後の口カズーの見せ場を、ことごとく茶飯事さん、中村佳穂さんに奪われる。楽しかったです。

10/7-8

10/7金

奉納芸能の部@KDハポン

kiiiu
1曲目は柔らかい音で、これまでに見たことのあるkiiiuさんの音にはない感じがして、新しい感覚でライブを見れそうと思ったけど、それ以降は知っている印象のkiiiuさんの音。電子機材使ってのライブで小池喬さんの「デコピン」のカバーもやる。途中ループさせた音に入るタイミングを間違えて、「もう一回やり直します」って時があったけど、リズムがずれるとかそういう感覚があるんだな。ルーツとか分からない独自な音楽から、リズムとかを気にしない人だと思っていたので、意外に感じた。kiiiuさん始まる前にUKロックみたいな曲が流れていて、それからのkiiiuさんの音楽の流れも良かったです。何でUKロック流してるんかなと思ったけど、松阪さんの選曲なのかな。

松阪崇久
ギターをジャカジャカ鳴らしての英歌詞の曲で、UKロックな歌いまわしも声の出し方も上手い。松阪さんは何回か見てて、今回新曲と紹介した曲もあったけど、あんまり印象変わらず。Jeff Buckleyのカバーは、多分アルバム「GRACE」からの曲ではなかったと思う。

長野友美
久しぶりに見て、1曲目でこんな声だっけ?って思ってしまう。野村麻紀さんみたいな酒飲みな歌い方に少し思えた。曲も淡々と進んでいったけど、松阪さんからの「最近あの曲やってないんですか?」なリクエストの「羽が生えたら」って曲の、「夕暮れに伸びる影~」みたいな歌詞が良くて、やっぱりこの人良いな~と思った。「ミノタウロス」って曲があったのは唯一覚えてるけど、今回はせず。最後はアカペラで多分CHAINSのカバー。

YOK.
最初はkiiiuさんとのyokiiiuで1曲。前見たときにやってた3曲の内の1つかな。ハワイアンみたいな曲が良かった印象あったけど、それではなかった。で、YOK.さんソロになって「Make the circle」「ジプシー」など。改めて曲が良いと思ったし、特に「Free」のサビの部分にはぐっとくるものがあった。YOK.さんはギター使っての演奏だけど、曲中での低音の入れ方が上手いし、曲の流れもしっかりしてる。少しスティーブジャクソンのモモジさんに通じるものを感じた。途中でお客さんにマイク回して願い事を聞いたり、コーラスのサンプリングもしてもらって、それに合わせて歌ったりもする。アンコールは松阪さん迎えて「何ができますか?」ってことで、麓健一さんのカバー。主に松阪さんが歌って、YOK.さんはコーラス入れる。YOK.さんは曲をよく知らない雰囲気だったけど。松阪さんって日本語の曲もカバーするんだな。考えてみると麓さんはUKっぽいメロディー。

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10/8土
TOYOTA ROCK FESTIVAL@豊田スタジアム外周

MILK
久しぶりに見たら、1曲1曲が長くなっている印象。インストの「MARU」以外は初めて聞く曲ばかり。新曲の説明をするMCは名古屋のパンク/ハードコア・シーンの人に見える。中盤位にやっていたドラムが少し間を入れる曲が格好良かったです。

平井正也(マーガレットズロース)
テンション高めでバンドの時と変わらず。「どん底」「べいびー」「斜陽」とかの代表曲のほか、最近出したアルバムからの曲も。曲の作りは基本変わってないけど、ギターのフレーズが不思議な曲があって、それが良かった。ステージはGreen Sweets Sreetっていう道端だったけど、「スタジアムロックのつもりでやります!」って言ってて、そのMCがスケール感ある曲も個人的な曲も同じ感覚でやっていそうな平井さんらしい言葉だった。

ホーミータイツ
意外ときれいな声なフォークユニット。見え方のイメージとして、初期のチャゲアスみたい。Per.の人は自由なスタイルで、笛吹いたり、スティック真上に投げて後ろに倒れたり、寸劇みたいなノリもあった。確かフォークっぽい印象以外にも何かを感じたけど、思い出せない。

eastern youth
クラシックな良さがあって、当たり前に格好良い。ちゃんとバンドに相応しい音出してるな~と思いながら、ぼーっと見てた。新メンバーになってからは初めて見たけど、Ba.村岡さんも自然に馴染んでいました。