お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

8/13-17

8/13日
かえるバンパク@KDハポン

永見恵利(rikasiakai)
開演時間を間違えていて、中に入るとカズーを使う曲を演奏中。ギターの演奏にはまだ拙さあり。カズーの曲の後は「こっからは頭のおかしい人と思われるような曲です」のMCをして、猫舌の曲。この曲の「道路を挟んでじゃんけんする」って歌詞がすごく良かったです。歌い方はrikasiakai時よりは抑えた歌い方になっているのかな。最後はけだものの曲。この曲の「けだものでいる最後の日」って歌詞はrikasiakaiなイメージ。聞けた曲は少なかったけど、それだけでも分かる、女性SSWの枠も性別も超えてしまっているような突出した個性。もっともっと活躍して欲しい人です。物販ではピカチュウの日記みたいなのをまだ売っていました。

うわの空
バンド自体も2年振りのライブってことだけど、爆発力のある演奏は変わらず。意外とエフェクト深めに掛けるな~とか思ったけど、昔からだったかな。マラカスをいつもみたいに振ってたけど、今回は壊さず。そのことについてもMCで触れてた気がする。感想は少ないけど、格好良かったです。

kailios
from京都な、Gt×3(内2人が男女ボーカルも),Ba,Drの5人編成のバンド。ベースが舵を取るようなオルタナな音で、エフェクターを踏んで一気に音を変えるような曲。女の人のGtが中々鳴らないトラブルがあって、本領発揮なライブでなかったかもしれないけど、曲としての魅力がもっと欲しかったです。

inahata emi
ここ最近見ている中では一番、1つ1つの曲を丁寧に演奏しているような印象。「散布図」「言葉が考えた」「晩夏」のいつも聞いているのと、初めて聞く曲もいくつか。夏に作った新曲は他の曲に比べると速い曲で、少しだけフラメンコみたい。今回「晩夏」は最後の方に演奏していたけど、きてみてやで感じた程の枯れた感はなくて、どの曲を一番最初に持ってくるかでもライブの印象は変わりそう(でも過去の日記を確認したらきてみてやでは「晩夏」じゃなくて「いちじくの葉」でした。結構これ以降のライブでも比べる位に印象に残ってます)。あと歌い方にふちがみとふなとの純子さんに近い雰囲気があることを初めて思う。

スティーブジャクソン
1曲目はイントロとアウトロを少し伸ばしたような「the end of 夏の終わり」。次の「I Saw Her Standing Nowhere」は特に変化はなし。この時にモモジさんのボーカルの低音が少しハウってるように聞こえたりもする。3曲目は「Don't Trust Under 23」。鈴木さんのシンバルの入り方も濱田さんのドラマ性のあるギターも良い。で、次の「ミルクと牛乳」はこの前みたいな変なフレーズになっての演奏。お馴染みのベースフレーズに少し低音が加わった変化だけど、これはこれで踊れるアレンジだと気付く。濱田さんのポコポコしたギターの音も良かったです。次の「そっとわれにかえる」も何回かに1回だけずれたようなフレーズが入って、普通なのと少し違うのが混ざるんで、濱田さんはどっちなんだろうって探っているように見えた。ギターの噛み合わなさのフレーズもあんまり弾いてなかったのかあんまり印象に残らず。でも、この「ミルクと牛乳」と「そっとわれにかえる」の歪なダンスミュージックって感じは格好良くて、この流れがあったんで、前回のHAPPLEとの対バン時よりも今回のライブの方が良かった印象。最後は「ギター」っぽく始まるも中断して、モモジさんが「何かちがう」みたいなことを言いながら音を出して、「あっ、ここだ」で始まったのは「つめあと」でした。

quaeru
これもfrom京都な、Vo+Gt,Gt,Ba,Dr,Flute,Trumpetの6人編成のバンド。歌モノの雰囲気もあるけど、管楽器をかき消す位の音量で鳴らすGtの音は、激情型インストみたい。「海」って曲での寄せては返すような轟音が印象的。手練れなプレイヤーが揃っている割には、Voの人の歌は普通で、もっと静かな音世界の方が好みな気がするけど、そうなると曲として魅せるのが難しくなるのかなと思いました。

quaeruが終わるとDJ OYAGOTOSENSEIDANIのパフォーマンスがあって、メンバーの1人が服がボロボロの焼死体みたいな格好で、口から白い煙を出しながら登場。ブルーシートの上に寝かされて、その後は絆創膏とか冷えピタを貼られたり、入浴剤?洗剤?を掛けられたり(良い香りが辺りに広がる)、花火の「ひゅ~~~、ドーーン!!」なBGMが流れる中、投げたら開くキラキラの丸い花火シートみたいなのを投げられたり、ピッチングマシーンで球当てられたり、スプレーで血糊みたいなのを掛けられたり、顔に豆腐をのせられて、更にタバスコを掛けられたりする。あと、真空状態にする細長いビニールのパックを被せられたけど、グダグダで上手く行かず。このパフォーマンスは30分位あって、「最後の曲です」(一応DJも継続)と紹介した後もまだ続いていて、ハーモニカホルダーにトウモロコシを付けたのを出されると「あ~、遅えよ!」とか言いつつ、焼死体役の人に付けさせて写真撮影。まだまだ続きがありそうだったけど、途中で帰る。
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8/14月
新Mushroom Chicken ~リバーヴス CD「街のつぶて」発売記念ライブ!~@得三

タナ・カミオとリップス
前に見た時の亮平さんの歌の邪魔になる位弾きすぎていると思ったギターは解消されていて、そうなるとバンドとしての音の良さが浮き彫りになる。ちゃんと歌に力を与えるような演奏。新曲なのか聞いたことのない曲もいくつかあって、1曲目の曲中でドラムの叩く回数が変わる曲が良かったです。「リフ」「まっくらさん」、後半には「虹」も演奏。「虹」に関しては最初ノビさん一人だけの演奏にバンドの音が途中から入ってくる。ずっと弾き続けるベース音は、DinnerSetの音源のような溜める展開のイメージと違うんで違和感もあるけど、それはそれで面白かったです。亮平さんのギターのルーツの分からなさも、良い意味で気になりました。

カタリカタリ
あうーの曲でスタート。聞くのは久しぶりな気もするけど、カタリのライブにしょっちゅう足を運んでいる訳ではないので、よく演奏しているのかは分からず。2曲目は「向こう側」で、この曲でお客さんをぐっと掴んだように見えた。で、新導入のシンセをまず担当したのは河合さんで、小倉さんのおっぱい星人みたいな歌詞で始まるお盆っぽい曲。シンセは鍵盤的な使い方じゃなくて音をいじるような使用方法。次は長瀬さんがシンセ担当になってのインスト曲。河合さんはコントラバスにパートチェンジして、弓を左右に引くと、その動きに合わせて照明も連動する演出。これもお盆っぽいと思いました。長瀬さんがギロに持ち替えて「ロドリゲス」へ。シンセからはリズムマシーンな音が鳴り出して、回転木馬みたい。前回の河合さんソロと回転木馬を見た時に、回転木馬が「ロドリゲス」のカバーをすれば似合いそうってのが変な形で実現されたみたい。サビでの客席からの合唱に河合さんは高揚感があったそうです。この後は小倉さんが歌うミジンコの曲や、長瀬さんのペーパーバック・ライターみたいな曲が続く。マンドリンの鳴りに少しエフェクト掛けているのかな~と思う曲もあり。最後は「夢の続きを見せてくれ」って歌う曲でした。

リバーヴス
メンバーの年齢からくる妙技なのかポップスとして聞かせることのできる演奏。でも上の世代の人の音楽って感じで、曲としての引っ掛かりのなさがAOR的だなと思いました。今日のレコ発を楽しみに来てたお客さんの歓迎ムードと自分の感覚とのギャップが激しかったです。
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8/17木
うたのみちかけ ~HAPPLE『ハミングのふる夜』リリースツアー名古屋編~@ブラジルコーヒー

トウガンズ
ハポンでしか見たことのないトウガンズが初のブラジル。ハポンの音に慣れているせいか、リパくんのボーカルが前面に出てきているのに違和感。もっとブラジルで見る回数が増えれば気にならなくなるものなのかな。ドラムのつっつんくんは今日のライブの後、韓国に行ってしまうみたいだけど。今日は全員最初から定位置でシンセもドラムマシーンもなし。1曲目は飛び道具的な音を出してスタートしたけど、曲が始まればサラダの曲。2曲目は「vacation of summer」って歌う曲で、この2曲は前回のライブでは演奏しなかった曲。フライヤーにあったポンキッキーズの話(ポンキッキーズ派かウゴウゴルーガ派かに分かれていた)をして、次の曲は皿洗いの男が出てくる「悲しい目」。シティポップみたいな始まり方も前回と同じで、これ以降は前回のライブと同じ曲が並ぶ。次は「ゴールデン・ナイト」。「~・ライト」だと思ってたけど、「黄金の夜」って歌ってたんで「~・ナイト」なはず。途中の中村くんベースが少し入るけどリパくんだけになる展開は前回程好きだな~って感覚にはならず。最後は「ステップタウン」。この曲の後半のヨースケくんのギターが何でもはまると感じるのは、前半であんまり弾いてないんで、そんな印象になるのかも。MCでは、「HAPPLEのMVを見て元気出た正しいリスナーです」宣言もあり。

kiiiu
1曲目はサンドイッチの曲。753812の「juujuu」っぽい少し不穏な雰囲気を醸し出すけど、kiiiuさんのイメージな音でもある。前のハポンでのバキバキ感は少なくて、色々ライブによって変える人なのかな。2,3曲続いた静かな曲も、缶の音や声のループは使ってたけど、余計な音を加えない感じ。Dinnese Set「虹」の音源からはマウント・イアリproduceのmirahを感じるけど、それよりももっと純度が高いmirah感で、こういう静かな曲でもライブが出来るんなら、SSW的なアコースティックなセットでも見てみたいと思いました。次は「ヒーエッ」なHIP HOPな曲だったけど、前回程のゴキゲンさはなし。やっぱりライブによって変える人なのかな。で、中学生の頃書いてた漫画の話からの超能力の曲。わたなべよしくにさんとの共通点は宇宙の話の語りの部分な気がする。最後はHAPPLEにつなげる気前のいい曲でした。HAPPLEのMVを昨日今日で見たらしく、HAPPLEのことはTVの人って感覚ですってMC。

HAPPLE
1曲目は「涙を見せて」と意外なスタート。この曲好きなんで嬉しい。別に桜の季節でもないのに。それ以降は「ハミングのふる夜」からの曲で、アルバムを聞いて絵本も読んだ後だと、良い曲だという前提は変わらないけど、曲の聞こえ方もまた変わってくる。2曲目「手紙」のメロディーの流れはやっぱり良い。3曲目「Taxi」のOndomo(和田さんの使うスティールギターみたいな音がする楽器、クレジットで確認)の音が鳥の鳴き声みたいとか思ったりする。前2組にMCで触れられていた「窓際」も早くに披露。結局撮影場所の結城市の良いところは言ってくれなかった。その後は「Talk To Sea」「モンブラン」「主題」「恋人たちの間奏」など。「ファンファーレ」の終盤の土岐さんのギターソロはライブバンドっぽくて格好良かったです。アンコールは1stから「サーカス」と、ブラジルコーヒーに捧げる「Black Whole New World」。PA返りのベースの音が爆爆音なんで、爆音に下げてくださいってMCと、ラジオコーナーのリバーブの入れてもらうタイミングが面白かったです。土岐さんは滑ってる人というよりは、変な人だなっていう印象に変わりました。

8/5-11

8/5土
WORLD BEER SUMMIT@久屋大通公園 久屋広場

ホテルニュートーキョー
開演時間過ぎにリハっぽく緩い曲。「WORLD BEER SUMMIT!」みたいなナレーションで、ようやくスタート。1曲目も音数の少ない緩めなインストで、管楽器隊はスタッカート気味。編成はGt(リーダー),Ba,Dr,Key,管楽器×3,スティールパン+Per,時々ボーカルも取る女性Keyの合計9人。久しぶりに聞くポストロックな感触は懐かしくもあるけど、良い塩梅の管楽器隊の前に出てこなささが少しPOPOみたいにも思えて、昔はシーンとしてつながりはあったのかな~と勝手に考えてしまう。女性Voの声も同様に前面には出さない感じだったけど、ここではクラブだったりリミックスみたいに聞こえてきて、管楽器の使い方に関しても同じような意識なのかな。前半の緩い曲ではスティールパンがよく使われていたけど、途中から毛色が変わってきて、バンバン叩くDrに乗せ、スティールパンの人もコンガを叩き出して躍動感の溢れる音へ。イントロで歓声が上がる曲もあって、その曲では管楽器のソロもあり。ギターの人も曲終わりに長めのうにょうにょした音を出したりもする。でもパワーで押すような曲ではなく、全体の音量よりも音の落差で曲を作っているみたいな感じ。終盤にはまたスローな曲になって、アンコール含め1時間程。最初の方の緩いながらも緻密な造りに思えた曲の方が好みでした。
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8/8火
WORLD BEER SUMMIT@久屋大通公園 久屋広場

Lee & Small Mountains
ローズレコード所属ってことで気になっていたけど、本当にローズど真ん中みたいなバンド。甘い声に管楽器も入るポップな音楽で、メロディーに前野健太さんが少しちらつくのも曽我部さんの好みっぽい。編成はLeeさんGt+Vo(時々Vo専念),Gt,Ba,Dr,Key,Sax,Trumpet。Drはオッキーさん、SaxはUJさんと原田茶飯事バンドでもお馴染みの二人。他の人は歌に添えるような演奏だったけど、ベースの人だけうねりのあるプレイで一人目立つ。Leeさんのコール&レスポンスはあんまり反応なかったけど、それでもめげずに続ける姿勢には好印象を持ちました。多分新人だと思うんで、これからも頑張って欲しいです。

在日ファンク
Gt,Ba,Dr,管楽器の入り方も全て踊る仕様なのに、メロディーには歌謡曲っぽさがあって、これは分かりやすく歌謡ファンク。ハマケンのパフォーマンスもマイクスタンドの使い方、股割りも完全に見せ方を分かっているエンターテインメント。さっきのLee & Small Mountainsに比べると堅実ながらもビシビシと決めてくる演奏で、管楽器が重要な役割。セットリストは城の曲、「爆弾こわい」(お客さんが手を上げるノリも完成しているんだろうな)、飽和がテーマの新曲など。コール&レスポンスの曲での「ビール、ビール、ビルとビルとの間」ってのも良かったし、「氷結のCMに出たい(CMでハマケンと共演しているのはスカパラ)」も面白かったです。最後の極楽鳥みたいな歌詞の曲での変なリズムの歌い方は好きな感じの崩し方。お客さんがいればいるほど、盛り上がれば盛り上がるほど、調子を上げるようなバンドだと思います。
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8/11金(昼)
/0@parlwr

汽水域
十三さんはまずスネアに張った弦を弾いて、それにエフェクト掛けてずっと揺れているみたいな持続音で鳴らす。最初の方はその弦の音だけを使用。笠井さんは特に目立ったプレイはなく、山田さんが体全体使ってのフリージャズな演奏になると、十三さんもブラシで叩き出すようになる。それでも笠井さんは淡々と冷静に見続けるようなプレイ。バンド全体がフリージャズな方向へ向かわないのが良かったです。笠井さんがコントラバスでフィードバックを使っていたのも印象に残る。段々と音楽は静まって第1セット終了。で残り10分で、もう1セット演奏。十三さんはここではスネアの弦を叩く演奏になったけど、連続でそれだけを叩かず、リズムの一部として使用。ポンッっていう間の抜けた音が良いアクセントで鳴っていて、ここでの十三さんは一番の見せ場だったと思う。笠井さんはカポなのかクリップみたいなのを一番端の弦にだけ付けて、ぶれた音をホーミーっぽく鳴らす。ここでの山田さんのピアノはあんまり覚えておらず。汽水域を見るのは3回目位だけど、毎回感想が違っていて、今日の演奏は良かったです。

NARCO×古池寿浩
今日は全部即興。響子さんは電子機材とダクソフォンで、櫛の歯を弾いた反動でダクソフォンを鳴らしたりもする。ヒロアキさんはギターとモジュラーシンセと多分シンセも。今回響子さんはシンセを使用せずで、チープな浮遊感のある音が鳴っている時にモジュラーシンセで隠れていたけどヒロアキさんが手元で操作しているように見えたので。古池さんはトロンボーンエフェクター。転換時に作っていたトロンボーンのループ音が面白かったけど、本番ではそれを使わず。普段のNARCOだけの即興だけだと割と暗くなるイメージがあるけど、古池さんのトロンボーンの影響か明るめに聞こえた今日の演奏。途中で全員でリズムを使ったりで聞きやすかった印象もあるのかな。いつものNARCOの即興の印象と違うので、古池さん抜きでも改めて見てみたいとも思いました。こっちも10分残ったので、合計2セットの演奏。

杉山一真
スモーキーな声での弾き語り。ギターはコード弾きが多くて、その声でそういうギターを弾くのかっていう不思議さはあり。でも歌詞は普通な感じ。バンド(4BROTHERS)を見た時のWiennersな印象からは意外な音楽。場違いなことを認めつつ、4,5曲演奏。

mimiz
鈴木さんは親指ピアノ+電子機材+壺、飛谷さんはギター+丸いシールみたいなの同士を接触させると音が鳴る電子機材、福島さんはPCと普段通りな編成。鈴木さんの壺は久しぶりに見るかな。電子音の鳴り方が格好良かった記憶はあるけど、楽器毎の音の変化・展開はあまり覚えておらず。冷房が直当たりでうつらうつらしながら聞いてしまっていたのがもったいなかったです。
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8/11金(夜)
@鑪ら場

万作
アンプを鳴らしてのアコギの弾き語り。1曲目はアルバム「意味のある言葉」未収録の曲で、少しフォーク調なのが新鮮。やっぱり歌える人だな~っていうイメージは強く感じる。2曲目には「ひっくり返したい」、もう1曲知らない曲があって、それからビール3連続曲として、「ちくわの穴」(つまみになる)、「ワルツ」「猫背」が続く。「猫背」の音源でのJr.さんのサックスが少し恋しくなる。短い曲と紹介していた曲もあって、自分の曲は短いので他の人が6曲位の持ち時間でも10曲出来るんだとか。最後は「意味のある言葉」で終了。

ミヤザキナツキ(砂場)
声も歌い方もポップスのフィルターが掛かっているっていう、昔見た印象からは変わらず。ドラえもんとか何でもいいけど大勢が出てくるアニメに一人はいるキャラクター声だな~とか思う。「黒猫白猫」みたいな曲でのギターのスライドは良かったです。

鈴木実貴子
ソロで見るのは久しぶりだったけど、バンド時と印象は変わらず。前はバンドよりもソロの方が自由度があって良いと思う時期もあったけど、もう両方ともが同じレベルになっているんかな。自分は聞いたことがない多分新曲多めで、夏っぽい曲が多かった印象。2曲目のギターのコードをずっと変えずに1弦ずつをゆっくり鳴らす曲は、少しポエトリー的な雰囲気もあって良かったです。ちゃんと腹が立つことを歌っていても、実貴子さんの表現として聞けるようになる。

堀田ダチオ
転換時に誰かのカバーで流れたユーミンひこうき雲」をまず最初に。でも、サビに入る前に歌うのを止めて「良いウォーミングアップになったでしょ」とひと笑い。今日はお客さんの受け良かったです。次は「目隠し人間」。ギターの弦を指ではじくように弾いて、手を前に出す姿が面白い。昔HADAさんのギターの弾き方がグッパー奏法って言われていたことを思い出す。歌い方は少し外国人風。今日の面子男3人で実貴子さんのことを実貴子たんと呼ぶべきなのか悩んでいるって話から「なやみごと」へ。歌詞を少し忘れて、思い出そうとして一瞬間が空く。で「干し椎茸のように」「遠慮の重なり」「夢中になればきっと」が続く。「夢中になればきっと」では人工フェイドアウトが使わずに終わったので少し変な感じ。最後の曲として紹介したのが「とある風景」で珍しい終わり方だと思ったけど、「残りまだ2曲あります」と言ってしまったので、本編最後の「情熱」の後にアンコール1曲用意していることがばれてしまう。「情熱」のアクションは少なめになっていました。アンコールは「マイマイマイ」っていうスウェーデンの民謡で、みんなのうたでも歌われているような曲とのこと。昔の歌謡曲っぽい曲調がダチオさんに合っていたし、カオリーニョ藤原さんも歌っていそうな印象。カバーとはいえダチオさんの新しい曲が聞けたのは嬉しかったです。MCで言ってたけど、1stアルバムは売り切れたそう。すごい!

7/30-8/4

7/30日
『トーマス展』クロージングイベント@ブラジルコーヒー

チャーリーホッパー
紙芝居6~8本に詩の朗読が間に1回。紙芝居の絵は余白の多いクレヨン書きだったり、逆に細かく詰め込んでたりする。いくつか面白い箇所はあったけど、紙芝居も朗読も言葉の羅列が多かった印象。

フクラ本舗
のど自慢のテーマと共に登場し、ドラゴンボールCHA-LA HEAD-CHA-LA」をループさせて歌う。次にウクレレの曲が続いて、その曲が終わると波のSEを流して、海の中へ潜っていくようなイメージ。その次はサンプラー付ドラムの叩き語りになって、音も割とゴリゴリで生のシンバルの音が目立つ。楽器も一緒な分、BOGULTAのNANIさんみたい。753812収録の「ナツコ宇宙寄生虫」も演奏していて、この前のkiiiuさんのライブでのHIP HOP的な曲がこの曲みたいにゴキゲンだな~と思ってたけど、意外に福沢さんの演奏からはゴキゲンさは感じられず。kiiiuさん独自のゴキゲンさだったのかな。で、またウクレレに戻って、血が緑の曲。とんちピクルスさんにしてもトーマスさんにしても、サンプラーとかの電子楽器を使う人ってウクレレ使いがちなのはあるあるなんでしょうか。次の、弦楽器のサンプリングが繰り返される曲はDinnerSet「虹」の音に近い印象で、福沢さんのこういう音作りは結構好きです。最後は「ありがとう」のセリフをカットアップしての曲で、「ヒアリに気を付けましょう」ってオチでした。

トーマス
今回は映像無しでラップ・オンリー。1曲目は、緩い電子音に日本語でも英語でもない言葉のでたらめラップ。トラックは気持ちいい音でした。次にスーパーマリオな音のトラックに、ディレイ掛かったラップ。「ブラジル」とかの聞き取れる言葉もあり。次はお客さんにDSを渡して色々音も出してもらっての、またもマリオな音のトラックでのラップ。かなりのパーティー・チューンな仕上がり。最後はうるさくないトラックで、リコーダーも使うような曲。直前のマリオ曲でもリコーダーは使ってたけど、どういう音を吹いてるのか聞き取れたのはこの曲で、リコーダーはあんまり上手くなかったです。

安穂野香
ピアノの弾き語りで、テレビで見たことのあるようなエレピは使わず。1曲目にはトーマスさんの許可を得て、機関車トーマスのイメージから「線路は続くよどこまでも」。お客さんにも手拍子を要求。2曲目にはアニメ「マッハGoGoGo」主題歌のカバー。本人は多分笑わせるつもりはなくとも、MCでは笑いが起こる。3曲目にはあらびき団でも一部披露されたという、リニアモーターカーの曲。ここで初めて本人のオリジナル曲を聞いたけど、この人真面目だな。MCにしても、曲の構成、ピアノを入れるポイントも真っ当なポップス。奇をてらうようなことは一切せず。もう1曲演奏して、最後に「ナイスピース」。穏やかな気持ちになりました。アンコールはトーマスさんに歌ってもらう、本日2度目の「マッハGoGoGo」。トーマスさん歌詞知らない問題も、安さん指導で解決。この時も正しい音程を教えてたりと、やっぱり安さん真面目。
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8/4金
@なんや

豊田道倫
1部2部とあって、「そこに座ろうか」でスタートした1部は静かな曲多め。エレアコにつなげたエフェクターもあまり使わず。ハイライトは3,4曲目の焼肉屋の女の子の曲を歌っている時に、前にいた人のテーブルに肉料理が丁度運ばれてきて、その匂いは良かったです。歌詞通りのホルモン焼きではなかったけど。「夜はフォーク弾いて~」みたいな歌詞の有名曲をカバーするも、「飽きた」って言って途中で止めてしまう。1部最後は「walk on the wild side」。前見た時の、歌を聞いているって感覚がすごく良かったけど、今回のライブではあまり感じられず。2部は最初からギターを強く鳴らす曲。2曲目の「天、天、天王寺」みたいな曲では最後にエフェクター踏んでうるさい音。その後にも水の中みたいな音が鳴ったりと目立つエフェクターの使い方。「飛田の朝ごはん」での変なギターの単音の鳴らし方は少しAZUMIさんを思い出したりもする。声も楽器っぽく使っていたのは新しい発見で、ギターのコードを少し高く弾いてるように聞こえた曲でも、歌声はちゃんと対応させていて、それで歌が上手いことになる訳ではないけど、自分の歌える範囲をちゃんと理解しているんだな~と思う。ギターは前から上手いとは思ってたけど、声の使い方については初めてそう思いました。他には、「女になれたら俺を抱いてみたい」って歌う曲、つぶれた遊園地の曲、東海道線の曲、「アンクレット」も演奏。印象に残ったMCだと、次のライブの為に大阪~福岡間のフェリーに乗るそうで、フェリーには一芸のオーディションがあって、それに合格すれば乗船代が無料になるんで受けようかと思ったけど、聞かせるレベルではないって落とされるのが嫌で応募しなかったんだとか。あと、アンコール前の「トイレに行ってなんやのマンスリー見て、俺のライブって高いな。次回から1000円にします」っていうMCも面白かったです。今回2500円だったけど、東京と同じ位の値段にしているだけで、特に意味はないそう。アンコールでは「移動遊園地」のリクエスト受けるも、ここでも「この曲で終わるみたいなことしてないから、お客さんあれ聞けなかったこれ聞けなかったで減っていくんかな」と濁しつつ、川の曲など3,4曲演奏して、最後には「移動遊園地」。エフェクターを使うも、曲最後には完全生音になって、腕の筋が見える位力強く弾き倒す姿が格好良かったです。

7/27-29

7/27木
長野友美3rdアルバム『時のたてがみをつかんで』発売記念ライブ@KDハポン

かわにしようじ with ビターサンシャイン
磯たか子さんkey、Qu-kiの紘子さんフルート、林敬子さんパーカッションのビターサンシャイン3人を加えた編成で、かわにしさんは楽器を持たずマイクのみ。腕を上下させて音程を取る丁寧な歌い方で、かわにしさんらしさ全開。楽器隊は派手さはないけど歌をさりげなくサポート。ボサノバっぽいビートの2曲目は、ブラジル人歌手が歌う曲も訳してみたら、こんなことを歌っているんじゃないかな~って内容。この曲は高校時代の元彼女(後輩の元彼女って言ってたかも)が書いた詩に曲を付けたものだそう。詞をお借りしただけって言っていたジョンのサン「ソング」のカバーは、原曲に近い演奏だと思ったけど、かわにしさんにも似合う曲。長野さんが以前カバーしたことがあるというかわにしさん作の「月の光」みたいなタイトルの曲は、少しファンタジー要素もある歌詞で、自分の中での長野さんのイメージはケンタウロスのことを歌っている人なので、ここではファンタジー要素で繋がりました。最後は磯さんががっつり歌う曲で、かわにしさんとのデュエットになるとカーペンターズみたい。この曲の途中からのリズミックな演奏で、かわにしさんは少し小躍り状態。この揺れてる姿は少しSMAPの「世界に一つだけの花」の手話っぽく思えて、最近見た親が難聴の人達の映画のフライヤーに(映画自体は見てなくてフライヤーだけ)、手話以外にも顔も気持ちを伝える重要なファクターって書いてたのを思い出す。かわにしさんの歌、ライブには伝える気持ちがあると思います。

しょうにゅうどう
GUIROでもカバーしていて、2人のコーラスだけの始まり方が印象に残った「旅をするために」でスタート。次の「茜色の~」って歌う曲では、中盤からの河合さんのコントラバスの音の伸ばし方やスライドがすごく良いな~と感じるようになる。次は唯一の明るい曲だという倦怠期の夫婦の曲。今回は「鳥取が漢字で書けた~」だったんで、色々パターンが変わるのかも。ボンゴからスネアも手で叩くようになって、最後のボンゴは肘で叩いたさゆりさん。ここからは河合さんはコントラバスからギターに持ち替えて「さどのむすめ」、シロフォンの曲が続いて、最後にもう1回コントラバスに戻って「死ぬかと思った」。始まりの歌詞を間違えたり、口笛が鳴らずなどがあって、3度目での成功。この曲の対比の歌詞の良さにようやく気付く。

長野友美(サポート:船戸博史,岡林和歌)
1曲目は長野さんのアカペラに、和歌さんのクラリネットが絡む「歌の途中」。これには鈴木常吉さんと似た雰囲気を感じて、前情報として聞いていた長野さんのアイリッシュ音楽とのイメージにバチンとはまる。2曲目から船戸さんがコントラバスで参加。色々試しているような演奏だけど、最終的には自然な良い音として聞こえてくる。最初のアイリッシュな印象は段々と薄まっていったけど、それでもクラリネットの音が似合う世界観。今まで長野さんのライブはソロでしか見たことがなかったけど、今回の編成のライブは印象が大幅に変わる程良かった。歌の提示の仕方ってかなり重要だなと思いました。セットリストは「めばるつり」「なのに愛は」(すごく良い曲)、「時のたてがみをつかんで」「滑走路」など。ケンタウロスの曲は演奏されなかったけど、「羽根がはえるよ」にはファンタジーな要素あり。対バンの流れの良さもあって、良い感覚で見れたライブでした。
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7/28金
@得三

THE PYRAMID
少し不穏なプログレ色のイントロが加わった「ブラジル」でスタート。イントロだけでなく、荻原さんの少し変化したkeyのアレンジや、尺八みたいな音の紘子さんのフルートからも、プログレ色は感じられて、これはもうすぐ出る新アルバムのモードなんでしょうか。2曲目はいつも演奏している楽しげな曲(後々手に入れた新アルバムのサンプルCDから曲名が「crazy(猫に)」と判明)。途中の角田さんの「ドゥドゥツタ」みたいなことを言ってる時のゴローさんが何もせずに聞いている顔も良かったです。次は「インカ帝国」で、途中のゴローさんのセリフは「Where am I?」っぽい。久しぶりに見るTHE PYRAMIDだったけど、この辺りからやっぱり格好良いバンドだなと改めて思う。デミタスコーヒーの曲が続いて、その次がオケちゃんが歌う新曲。「オー、オー」ってコーラスの入る、お祭りで歌うボブ・ディランみたいな曲で面白い。角田さんゴローさんとは違う、「飲み放題」からだと「STAR STAR」「G.D.C.」のイメージの、洋楽テイストな荻原さん曲(この曲もサンプルCDに入っていて曲名は「war」。但しクレジットは「作詞:荻原、加納/作曲:角田」でした、すいません)。この曲ではKeyの他に得三のピアノも使用。その後、眞子さまをお祝いする天皇陛下のモノマネがあって、最後は「zujaja族」で締め。

ryorchestra
最初に「D.M.K.」っていう「DOOMみたいな曲」を略したの新曲。「レッツゴー」って叫んでたり、声を使っている印象が強い。それ以降は重厚な音にボヘミアン・ラプソディ的なボーカルが絡むryorchestraな曲が続く。武藤さんの音色を変えるギターの使い方は以前も同じような感想を持ったはず。最後は白木さんがポーズ付ける曲なのも前と同じ。途中の小埜さん指揮のアタック音の回数が間違えてたりと、今日の演奏はイマイチ。単に同じような展開に飽きている気もするけど。録音はする予定だけど、10月に小埜さんの車検があるんで、録音・プレスできないって話から、「クラウドファンディングすれば?」って流れになったけど、小埜さんはそれは嫌だそう。でも「じゃあ、車検の方をクラウドファンディングすれば?」って話には乗り気になっていました。

Mad Tapes Erase Group
前半にゆったりとしたビートの新曲あり。濱田さん、笠井さん、ヒジリさんが全員違うリズムの乗せ方なのが良い。特にヒジリさんの演奏がすごく良くて、クラブっぽい音。濱田さんがカクッてなるリズムで弾き続ける曲での、変化させながら鳴らすシンセも良い。笠井さんは最近使ってるエフェクターは使わずで、少し弾き方も変わったのかな。中盤には前のハポンの時みたいに曲の中に組み込むんじゃなくて、即興をするコーナーがあって、十三さんの電子機材はここで使用。シンバルを叩くと鉄の棒叩いているようなエフェクトが掛かったりする。その後は、ここ最近の色んな曲が混ぜ合わさる演奏。以前よりも混ざり方が上手くなっていて、これからもどんどん良くなっていきそう。アンコールの拍手が起こるも、曲がないので、平成天皇のモノマネをするゴローさん、のモノマネをする十三さん。
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7/29土
too silly too die@spazio rita

まっち
ライブ前に、主催の喫茶ゆすらご黒田さんから尻ギターの説明。黒田さんの友人の友人が高校の技術の授業か何かで作った作品らしい。で、くじ引きで順番を決めてまっちさんから。NHKの趣味の時間みたいな番組的に、セックス講義の講師として尻ギター先生が来たって設定。尻ギターから出る排泄物的な音を、トーキング・モジュレーターのチューブを利用して口で受け取るみたいな内容。最初の方は尻ギターを弾くも、あんまり聞こえず。モジュレーターはまっちさん自作らしく、調子が悪かったのかな。途中からはちゃんと聞こえるようになりました。中盤からは寝っ転がって尻ギターを腹の上に乗せて、変な音を探りながら鳴らす。まっちさんのこの使い方が、一番尻ギターを作った人の意図が表れているというか、高校生がやりそうな演奏だと思いました。他の人もだけど、15分位の演奏。

テライショウタ
最初はルーパーで色々フレーズを作って、その上で生で弾く。シタールっぽく聞こえる時もあり。「シリッ」って繰り返し歌っていたのはビートルズの「Come Together」なんだとか。その後、ノイズ強めになって、テライショウタ名義の時に近い演奏。ボトルネック奏法も小さい棒を使って披露。最後は布施明の「君は薔薇より美しい」の歌詞に色々尻を盛り込んだ「尻は薔薇より美しい」。尻ギターにはフレットがないんで、音をきちんと取るのが難しそう。「尻ギターのイベントなのにカレーを出すなんて…」ってMCも面白かったです。

アヲヤギツトミ
男祭りに参加していたまっちさんと共同主催のなぐぁさんだけには近くで見れる権利が与えられて、ステージ横に立ってもらう。一度アヲヤギさんは退場して、尻ギターに女性用のパンティーを履かせて再登場。映画「ゴースト」の主題歌「アンチェインド・メロディ」がずっと流れる中、最初は尻ギターを陶芸的にいじっているのかな~と思ってたら、お客さんに背中を向け始めて、まっちさんとながぁさんだけが何をしているか見える状態になる。客席からだと寝かせた尻ギターに顔を近付けたり話しかけたりしているのは見えて、最後のトークで分かったけど、舌で弦を押さえていたとのこと。「アンチェインド・メロディ」が5周目に入る位の長さのプレイで、最後Tシャツを脱いでズボンも降ろすと、パンツには「終」の文字。尻ギターに履かせているのとお揃いの赤のパンツでした。まさに男祭りなパフォーマンス。

角田健太
尻ギターを持って登場するも、ほぼ全裸。隠すべきところは一応金色の紙みたいな包むように隠されている。格好に対するざわつきは収まらず。そんな中、角田さんはこれまでの出演者の話とかの語りだけ。少し尻ギターをいじり始めると、「ベン!」みたいなパーカッシブな音を気に入ったのか、それを鳴らし続ける。ピックアップに弦が当たる音らしく、確かに良い音で鳴っていました。その内に椅子やスピーカー、カウンターに登り出して、そこで終了。結局1曲も歌わずの5分位の時間。最後までざわつきは収まらず。

杉山明
始まる前に英語で前の出演者達のことを「ナイトメア」とMC。確かに。で「ヘビーメタル・オンリー」の宣言通り、重低音な音とグロウル声。多分有名曲のリフなんかも織り交ぜていたと思う。ショウタさんの「尻は薔薇より美しい」と比べると、音程のミスなく弾きこなす杉山さん。速弾きはないけど、メタル・ドゥ-ムを感じることが出来る音は鳴っていました。直前の流れからの真っ当な演奏も良かったです。

全組の演奏が終わると、出演者と黒田さん、ながぁさんを交えた尻トーク。ここでもアヲヤギさんの尻ギターに履かせるパンティーを買いに行ったアダルトショップにいた70代のお客さんの話とか、角田さんの写真はSNSに載せないでの話の流れでのフェイスブッカケとかも、引き続きの男祭りな発言。それでも、尻ギターに張っていた6弦(芯があって、その周りにさらに弦が巻いている)だとハーモニクスが取れないから3弦位の方が使いやすくなるとか、アジアの1弦楽器とかの音楽的な話に飛んだりと、振れ幅の大きいトークでした。

7/17-22

7/17月
マッスルNTTなどズ 「ななな」リリースツアー名古屋編@ブラジルコーヒー

NARCO
今日は即興よりも曲多め。1曲目の響子さんのシンセはスティーブジャクソンのヒジリさんに近い使い方。この曲ではダクソフォンも使っていて、シンセのループ音を止める為に、ダクソフォンを演奏しながらエフェクターをひじで押していたのは面白かったです。ダクソフォンの使い方の新しい可能性みたいな感じで。2曲目は「裸足のフローネ」で、その後即興演奏に入る。ヒロアキさんは今回モジュラーシンセは使わず、この即興時は細かいギターのループを作ったり、響子さんはダクソフォンのタング叩いてビートを作ったりする。でお互い顔を見合わせて、最後の曲へ。この曲もメロディーがちゃんとある曲で、途中からの響子さんのシンセも曲に良い効果をもたらしていました。最近は即興のイメージが強いけど、まだまだ良い曲も書けるんだな。今日みたいな即興1:曲3の割合が一番理想的なライブな気がします。

てんしんくん
1曲目はキーボードのインスト、2曲目は毛むくじゃらの犬の曲と続いて、5月の2回のライブとまた似たような感じになるかもとか、キーボードソロでのライブだとバンドみたいにアレンジを変えて聞かせるのは難しいかなとか、割とネガティブな気持ちで見てしまっていたけど、途中でカシオトーンコンピに収録されている「お金」って曲を披露。2,3年前に作った曲で、ライブで演奏するのは初めてらしい。メロディーと同じキーボードの伴奏で、音も色々変えつつ曲は進んで、最後は即興的に感じるような速弾き。すぐ終わる曲だけど、すごく良かったです。この曲からライブの見方も好意的になって、その後キーボードで数曲後、ウクレレで3曲。ウクレレでの曲の1曲も新曲で、ラモーンズみたいなパンクチューン。途中でメロディーが変わるポップさもラモーンズっぽいと思いました。最後はキーボードに戻って「こおりとほのお」。椅子の上に立っての演奏し始めたけど、歌詞を中々思い出せず。椅子の上に立ったままで色々思い返すも2回失敗。3回目は上手くいきました。黄色いアロハシャツと縦にした鍵盤の白黒の対比もなんか良かったです。

マッスルNTTなどズ
客席からアルバム「ななな」を紹介しつつ登場。アルバム順通りの演奏で、アートワークの紙芝居も同時に披露。このCDのアートワークすごく良いです。1曲目の「村おこしビバップ」では、知っている印象と違って、昔の音楽らしさがあったけど、そもそもが「ビバップ」って曲名なのでその雰囲気。この曲だけあずさんはアコーディオンで、2曲目以降はベースにパートチェンジすると、すずしさんの箏も良いバランスで存在する和のポップス。これが今までと変わらないなどズのイメージで、マッスルさんのラップの言葉の乗せ方も良い。曲は続いて、今回のハイライトになったのは「ニューメタファー山越え」。メンバーが楽器を弾かず、アイドルのコンサートみたいな光る指輪を付けて踊り出す。楽器の音だけでなくボーカルも流すだけになっていて踊りに専念。完成度の低い千手観音の振り付けも楽しそう。この感じはすごく好きです。その後は楽器に戻って、あずさんとすずしさんが曲前にしりとりをして、マッスルさんがピアノで歌う「わたしがしゃべりすぎるから」では、すずしさんがマイクを手に持ってマイクスタンド代わりになる演出もあり。その後、少し長めのMCになって、マッスルさんおすすめの浜松のコースは(などズは浜松のバンド)、「浜松内を違う鉄道会社の電車を乗り継いで1周回る」で、その話をあずさんに振るとその沿線の1つに乗ったことがないことが判明して、「何年浜松に住んでるんだっけ?」って聞かれて、あずさんは少し計算して「10年」って答えた時の、マッスルさんがテンション上がって「えっ!僕も10年!」って返した時の、あずさんの「あっそ」がめっちゃ面白かったです。言い方的には「あっ、そうなの」位だったのに、何でそこで止めたんだろう。マッスルさんのキャラクター的にはすごく正解な返しだったけど。最後は「気持ちビブラート」。あずさんとマッスルさんの声の重なりも良いし、このバンドはやっぱり気持ちの良いフレーズを曲の中にはめ込んでくるのが上手いです。アンコールはお馴染みの「KOKUGO」でした。
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7/22土
ひらく歌@KDハポン

鈴村まどか
OAなので6曲位。でも丁度良い演奏時間。いつもみたいにハープの弾き語りだけど、足に鈴みたいなのを付けてるのを見るのは初めて。選曲はコーヒーの歌、北斗の拳の「TOUGH BOY」など。歌の間の取り方でtsujimachiBLDのユーイチさんを思い出したりして、まどかさんの初ライブ時に2人は対バンしているんで、今になって分かるブッキングの良さ。「お茶」は平井正也さんとの共演のイメージが強いせいか他の曲とは違う印象で、まどかさん作の曲だけど、1つの言葉を繰り返し歌うのは平井さんっぽいと思ってしまう。最後は「ここに残りたいと思った」と歌う曲で、その歌詞にはぐっとくるものがありました。

YOK.
アコギとルーパーを使っての演奏。早い内に「ジプシー」も「Free」も披露。最初の方はギターのリズムが心地良かったり、最近見たスティーブジャクソンやNARCOと同じ系譜にある音楽にも思えたのも好印象。中盤にはリクエストを募って「レモネード」を演奏。この曲ではメトロノームな音をループさせていたけど、生演奏のギターの入るタイミングをミスって、もう一回入り直すみたいな場面があって、そうなるとループ音は余計な音になってしまってずっと気になる音として残る。ループ音の聞かせ方にも色々問題があるんだな。もう1曲リクエストの「ジャングル」では、後半に歌い方もギターの弾き方もラフになる。今日のライブの多分セットリストを決めていない感じの緩さと、「レモネード」だけでなく、他にも演奏ミスがあったりしての緊張感とで、少し変な空気を感じていたけど、「ジャングル」のラフさ加減が良い方向に空気を変えてくれて、元々曲も良いんで、簡潔化しても良さは伝わるんだな~と思う。1度休憩が入って、2部最初はまどかさんがハープで参加の「ほしの物語」。その後は「Fiesta」などが続いて、新譜からの曲もいくつか。ギターの指捌きが印象に残る曲だったり、スキャットをループさせる曲もあり。新譜からの曲の方が上手く演奏できているように感じました。スキャットするコーラスの良さに気付くことが出来たのも、自分の中では新しい発見。最後は「Kagami」を演奏して、Tシャツ争奪じゃんけん大会があって、アンコールでもう1曲。前にmmmさんを見た時と同じように、昔から活躍している人は良さを維持しているとも思いました。レコ発なのにCDが5枚しか用意出来てなかったのは残念だったけど。

7/13-15

7/13木
JAY ARNER JAPAN TOUR@KDハポン

トウガンズ
1曲目はリパくんがリズムマシーンを手に持って、つっつんくんもシンセ担当。メンバー全員半袖で横並びなのが良い絵。中村くんの入れるベース量も程良く、リズムマシーンの音との相性も抜群。今回のライブでは曲名も言ってて、1曲目は「サマータイマー」。次からはリパくんギター、つっつんくんドラムのいつもの編成になって、2曲目は多分聞くのは初めての「ステップタウン」。リパくんはずっと同じリフを弾いていて、いつの間にかサビになっている展開も良かったし、後半のどんなフレーズを弾いてもハマるヨースケくんのギターも良かったです。ヨースケくんのギターは80'sな音の鳴りで、今日はその音は多めに使う。3曲目は皿洗いって歌詞が出てくる曲。イントロのファンクっぽさが少しシティポップにも思えるけど、それでもトウガンズ。4曲目は「サンシャイン~」って歌う「ゴールデンライト」。中村くんのベースが少し入るけど、途中のリパくんだけの演奏になった時、このバンドめっちゃ好きだな~って感覚になる。最後にもう1曲演奏。サラダバーもサーフボードも犬の話の曲も今日はやらず仕舞いだったけど、曲が揃ってきた印象。あと、どの曲かは忘れたけど、ヨースケくんのギターの音が出ない時の3人での演奏で、昔のトウガンズっぽさを思い出したのも良かったです。

道草
ギター+ボーカルに、ベースとカホン+パーカッションの2人を加えた3人での演奏。その編成なら、そう歌うだろう位の感想しかなく、ボーカルの人が他のバンドもやっているイメージなので、ポップスに振り切っているユニットなのかな。あんまり可能性を感じないけど。

JAY ARNER
JAYさんがギター+ボーカルで、それ以外にシンセ、ベース、ドラムが加わっての4人編成でのバンド演奏。最初の方はソフトサイケ感を出すお風呂リバーブなシンセだったり、交互に歌う男女ボーカル(JAYさんとシンセ担当の女性)だったりと好きな雰囲気。90年代、10年代みたいな年代性はあんまり感じず、ただ単に良いものとして聞ける。トウガンズとの対バンがすごく分かるような音楽。後半はもっと勢いのある演奏になって、しゃがんで立ち上がったり、JAYさんとベースの人が膝を合わせてから楽器ソロになったりとライブパフォーマンスの見せ方も楽しそう。アンコールはギターをシンセの女性に任せて、ニョロニョロした動きで歌うJAYさん。「BAD FRENDS」って曲でした。実際はカナダのバンドだけど、ラフさはアメリカのバンドって感じで、でかいメガネを掛けたポニーテールのぽっちゃりとしたベースの女性の、イラストのキャラクターになりそうな程典型的なアメリカのバンドマンな佇まいも良かったです。
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7/14金
NOT A FRIEND@大大大

玉木英雄(キリングマネーズ)
大大大の投げ銭ライブではお客さんがライブを気にせず食事や話をしている光景はよくあって、そのことに困惑しているように見えたけど、流しのライブが似合うような歌声。真っ直ぐな歌詞も好印象。ガチャガチャ鳴らすギターはフォーク調で、石原ヨシトさんに近い気もする。アンコールでは、ディランの「悲しきベイブ」の日本語カバー。ソロでは最近サックスの人と一緒に演奏しているそうで、確かにそれも似合いそう。

加納良英(and Young...)
玉木さんに比べるとゆっくりとした隙間のある曲で、騒がしい店内でそういう曲をするのはすごく勇気あるな~と思う。でも、お客さんに「初めてこのお店に来られたんですか?じゃあ、僕の方がお店との付き合いは先輩ですね。でも奢りませんよ」と話しかけたりと、場慣れしているようにも見える。曲は「ヘビーローテーション」「スポットライト」以外にも、レストランの曲だったりと聞いたことある曲が多め。新曲の「ブルース」でも、気になるアイツの歌はタワレコの試聴機に並んでない、みたいな世界観はあり。改めて聞くと詩的な歌詞だったりで、キングブラザーズに歌詞提供しているのにも納得。
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7/15土
HAPPLE 3rdアルバム『ハミングのふる夜』リリースパーティー@KDハポン

マイギーとふくざわ
メンバーは3月に見た時と同じ。1曲目と最後はマイギーとふくざわのテーマ曲で、他にも「ノリノリ♪」、福沢さんが歌うハリネズミの曲があったりと、セットリストもほぼ同じだったと思う。途中マイギーさんがベース担当したり、まりこさんのKeyがジャミロクワイな音を出したりしていたのは新しいパターンだったのかな。「ギターソロ、俺!」の叫びはあったけど、前回よりも緩めな演奏で、くるりの「ロックンロール(曲)」的な気持ち良さがあるライブでした。

スティーブジャクソン
1曲目は「点の世界」。歌い方が「ギター」みたいにスローになっている。2曲目の「つめあと」では鈴木さんのスネアの音が弾けるように鳴っていたのが格好良かった。この曲ではよく鈍い雰囲気を感じるけど、そこからは離れているイメージ。次は「I Saw Her Standing Nowhere」で、これはいつも通りな演奏だったけど、今日みたいなポップな対バンに挟まれて聞くと、すごく良い歌詞だと思います。MCを少し入れて、その後は「フォークミュージック」「ギター」「ミルクと牛乳」の3曲を続けて演奏。起伏がなく平坦なアレンジになっていて、音源通りではないけど、ライブを聞いているよりも音源を聞いているみたいな感覚。「ミルクと牛乳」のベースのフレーズもいつもより狭い幅での演奏。最後は「そっとわれにかえる」で、前のライブですごく良かった濱田さんの噛み合わないギターもあったけど、ヒジリさんのシンセは前ほど格好良く決まらず。続けて演奏した3曲の微妙な流れを引きずりながら終わってしまう。

HAPPLE
メンバーが増えてから見るのは初めて。新しいメンバーはギター、ボンゴ、ギロにスティールギターみたいな音をKeyで鳴らす人と、ベースとバイオリン担当の2人。新譜からの曲が多いせいか知らない曲ばかりだけど、HAPPLEらしい良い曲が並ぶ。印象に残ったのは麻美さんが歌う「Talk To Sea」で、ライブでは結構変わってしまってるけど映画に使われているver.のスティーブジャクソン「点の世界」に近いものを感じて、お互いにカバーしたらはまりそう。土岐さんのキャラクターも途中のラジオのコーナーも個人的にはすべってるな~と思いながら見てて、この感じどこかで見た気がすると思ってたら、コトナのレモンさんでした。最後はマイギーとふくざわのメンバーがコーラスで参加していて、アンコールではラップの曲を披露。ライブ自体よりも、楽曲の方に魅力があって、音楽って魔法だなと思わせるようなメロディーを作れる人は少ない気がする。

7/7-9

7/7金
ナ七タ夕ナタ夕ライブ@KDハポン

長坂奈歩実
エレピの弾き語り。1曲目は少し暗い感じの歌で、金延幸子さんのカバー。それ以降は自作曲で、2曲目の時々ははみ出すけどポップスでない範囲にギリギリ踏みとどまるようなメロディーが印象的。でも、それ以降は歌詞の面についてもポップスな曲ばかり。終盤は声のエフェクターを、座っている椅子の横に置いて、手でスイッチを操作。本人はポップスと実験的なことを両方やりたいってMCで言ってたけど、エフェクターを使うことが実験的なことに当てはまるのかな。それよりは2曲目みたいなメロディーの展開を増やした方が面白くなりそうな気もするけど。

マツバナオキ 
歌詞がすごく聞き取れるのも良かったし、良いSSWな印象は今回のライブで更新される。2曲目のNick Drakeみたいな低音が入るフィンガーピッキングは自分の中ではマツバさんの新しいイメージ。「クロール」「夜の銀河」の2曲はマツバさんらしさが出ている曲だと思います。

炭酸 
吹きかけるようなボーカルで、昔微風みたいに感じた炭酸さんのライブの印象はある意味当たっていたんだな~と思う。曲は「炭酸さんの歌」「公園で会ったおっさんの話」など。終盤のギターをかき鳴らす曲で、ブチブチみたいな音が鳴り始めて、どんなエフェクター使っているんだろうと思ったら、持ち込みのアンプの電池が丁度切れるところでした。本当に途切れるみたいに力が無くなっていく音。声を張り上げる時の姿を見ると、またDGTPも見てみたいと思いました。

kiiiu
いつもより音立ちが良くて、ブレイクコアのエグい音な感覚。そんなエグい音が鳴る中で、1曲目には七夕なので「笹の葉さらさら~」って歌い出して、その流れのままサンドイッチの曲に入る。途中静かな曲も挟んだりして、終盤にはHIP HOP的な「ヒーエッ」みたいなコーラスが何回も入るゴキゲンな曲。753812のフクラ本舗の曲に近いイメージ。この曲好きになりそう。最後はマツバさんと2人で、マツバさん作曲の「ラムネ」。kiiiuさんは機材をいじらず、マツバさんのギター伴奏のみ。この時のマツバさんの流れるに弾くギターがめっちゃ良かったです。元々2,3行のラインしかない作りかけの曲だったけど、kiiiuさんが歌うことをイメージしたら、あっという間に残りが書けたんだとか。マツバさんのMCの「普段のkiiiuちゃんは夏祭りのヤンキーみたいな格好だけど、今日は軽井沢のお嬢様みたい(今日は縦縞の白のワンピース)」も、本当にその通りなので面白かったです。アンコールは超能力の曲で、語りが入る部分はわたなべよしくにさんを思い出したりもしました。
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7/9日
ハーフデッド、台北へ行く!?@ブラジルコーヒー

bamboo hill
見届け人OAとして5曲。侘しく鳴らすガットギターに幽玄な声。room501にはエモコアなバンドのイメージがあって、エモコアバンドの人のソロとしてはもしかしてありがちなスタイルかもしれないけど、それでも良いと納得させるものはありました。途中カバーもあって、昔から好きな曲と最近好きな曲の2曲。英歌詞だったので、多分海外のバンドの曲で、最近の方はWHITNEYって紹介してた気がする。あまり良いことではないけど、お客さんのまばらさが演奏されている音楽の雰囲気にマッチしていたのが、すごく良かったです。

山内幸次郎(CLIMB THE MIND)
勢いよくガシガシ鳴らすギターで、声も大きめにしっかりと歌う。多分ソロを見るのは初めてで、あんまりバンドの方も見たことがないので、「鯖を青いバケツに詰め込んで~」みたいなことを歌っているのには少し驚いてしまう。最後は友部正人さんのカバーの「夕日は昇る」。普段はカオリーニョ藤原さんのカバーで聞いているので、山内さんの熱い声で歌われるのは意外な感じでした。

kazuki hashimoto+反復(五味秀明、辻本まりこ)
最初は橋本さん1人でのピアノ弾き語りから。「魚の背骨~」とか歌ってて、不安定なメロディーとピアノがダニエル・ジョンストンみたい。この曲は「アジフライ」っていう即興だったらしく、さっきの山内さんが魚のことを歌っていたり、お客さんが頼んでいたアジフライ定食を見て作ったそう。すごい。次に「猫は旅をする」が続いて、その次にはダニエル・ジョンストンの日本語カバーで「山頂」。1曲目に感じていた印象が現実に出てきたので不思議な感じ。本人にも自覚があるのかな。その後は五味さん、辻本さんの反復の2人が入っての3人編成になって、橋本さんはギターにパートチェンジ。まずは、暗めの曲と紹介した「Happy Birthday」。五味さんがスライド多かったりと結構動くベースなのに浮上はしてこない感じで、バンド全体ではシンプルに聞こえる。橋本さんもボーン、ボーンって鳴らす程度であまり弾かず。聞かせ方はシラオカに近い気もする。あと、バンドになると橋本さんの声は、変な言い方だけど歌ってないようにも感じて、それがバンドの良さにもつながっていると思いました。次の「電車」っていう新曲も含め3曲演奏して、また橋本さんは1人でのピアノ弾き語りに戻る。この弾き語りは反復の2人のリクエスト。この時にはどの曲をやるのか迷いながら2曲。これも洋楽の日本語カバーみたいな歌詞だな~と思ってたら「fOULとブッチャーズのカバーでした」のMC。再度バンド編成に戻って、今度はdOPPOの「遠雷」「おわかれ」の2曲。「遠雷」はハイライトになるような演奏で、最後橋本さんがギターソロからピアノの方に移動して、鍵盤を連打。曲のクラシック的な良さもあるけど、それ以上に発展させようとしているような雰囲気がすごく良かったです。アンコールには、今日のメンバーが全員参加。bamnoo hillさんは橋本さんのギター、山内さんは自分のギター、橋本さんは細いピアニカみたいな楽器を演奏。「知っている人は歌って下さい」って言ってたけど、何の曲かは分からず。甲本ヒロトっぽい歌詞だな~とは思ったけど、バンドの楽団感でJaaja、PLUTATAにも思えて、ゆーにゃんさんにもブルーハーツハイロウズ的な影響があるのかな~と別のことを考えたりしていました。