お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

7/30-8/4

7/30日
『トーマス展』クロージングイベント@ブラジルコーヒー

チャーリーホッパー
紙芝居6~8本に詩の朗読が間に1回。紙芝居の絵は余白の多いクレヨン書きだったり、逆に細かく詰め込んでたりする。いくつか面白い箇所はあったけど、紙芝居も朗読も言葉の羅列が多かった印象。

フクラ本舗
のど自慢のテーマと共に登場し、ドラゴンボールCHA-LA HEAD-CHA-LA」をループさせて歌う。次にウクレレの曲が続いて、その曲が終わると波のSEを流して、海の中へ潜っていくようなイメージ。その次はサンプラー付ドラムの叩き語りになって、音も割とゴリゴリで生のシンバルの音が目立つ。楽器も一緒な分、BOGULTAのNANIさんみたい。753812収録の「ナツコ宇宙寄生虫」も演奏していて、この前のkiiiuさんのライブでのHIP HOP的な曲がこの曲みたいにゴキゲンだな~と思ってたけど、意外に福沢さんの演奏からはゴキゲンさは感じられず。kiiiuさん独自のゴキゲンさだったのかな。で、またウクレレに戻って、血が緑の曲。とんちピクルスさんにしてもトーマスさんにしても、サンプラーとかの電子楽器を使う人ってウクレレ使いがちなのはあるあるなんでしょうか。次の、弦楽器のサンプリングが繰り返される曲はDinnerSet「虹」の音に近い印象で、福沢さんのこういう音作りは結構好きです。最後は「ありがとう」のセリフをカットアップしての曲で、「ヒアリに気を付けましょう」ってオチでした。

トーマス
今回は映像無しでラップ・オンリー。1曲目は、緩い電子音に日本語でも英語でもない言葉のでたらめラップ。トラックは気持ちいい音でした。次にスーパーマリオな音のトラックに、ディレイ掛かったラップ。「ブラジル」とかの聞き取れる言葉もあり。次はお客さんにDSを渡して色々音も出してもらっての、またもマリオな音のトラックでのラップ。かなりのパーティー・チューンな仕上がり。最後はうるさくないトラックで、リコーダーも使うような曲。直前のマリオ曲でもリコーダーは使ってたけど、どういう音を吹いてるのか聞き取れたのはこの曲で、リコーダーはあんまり上手くなかったです。

安穂野香
ピアノの弾き語りで、テレビで見たことのあるようなエレピは使わず。1曲目にはトーマスさんの許可を得て、機関車トーマスのイメージから「線路は続くよどこまでも」。お客さんにも手拍子を要求。2曲目にはアニメ「マッハGoGoGo」主題歌のカバー。本人は多分笑わせるつもりはなくとも、MCでは笑いが起こる。3曲目にはあらびき団でも一部披露されたという、リニアモーターカーの曲。ここで初めて本人のオリジナル曲を聞いたけど、この人真面目だな。MCにしても、曲の構成、ピアノを入れるポイントも真っ当なポップス。奇をてらうようなことは一切せず。もう1曲演奏して、最後に「ナイスピース」。穏やかな気持ちになりました。アンコールはトーマスさんに歌ってもらう、本日2度目の「マッハGoGoGo」。トーマスさん歌詞知らない問題も、安さん指導で解決。この時も正しい音程を教えてたりと、やっぱり安さん真面目。
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8/4金
@なんや

豊田道倫
1部2部とあって、「そこに座ろうか」でスタートした1部は静かな曲多め。エレアコにつなげたエフェクターもあまり使わず。ハイライトは3,4曲目の焼肉屋の女の子の曲を歌っている時に、前にいた人のテーブルに肉料理が丁度運ばれてきて、その匂いは良かったです。歌詞通りのホルモン焼きではなかったけど。「夜はフォーク弾いて~」みたいな歌詞の有名曲をカバーするも、「飽きた」って言って途中で止めてしまう。1部最後は「walk on the wild side」。前見た時の、歌を聞いているって感覚がすごく良かったけど、今回のライブではあまり感じられず。2部は最初からギターを強く鳴らす曲。2曲目の「天、天、天王寺」みたいな曲では最後にエフェクター踏んでうるさい音。その後にも水の中みたいな音が鳴ったりと目立つエフェクターの使い方。「飛田の朝ごはん」での変なギターの単音の鳴らし方は少しAZUMIさんを思い出したりもする。声も楽器っぽく使っていたのは新しい発見で、ギターのコードを少し高く弾いてるように聞こえた曲でも、歌声はちゃんと対応させていて、それで歌が上手いことになる訳ではないけど、自分の歌える範囲をちゃんと理解しているんだな~と思う。ギターは前から上手いとは思ってたけど、声の使い方については初めてそう思いました。他には、「女になれたら俺を抱いてみたい」って歌う曲、つぶれた遊園地の曲、東海道線の曲、「アンクレット」も演奏。印象に残ったMCだと、次のライブの為に大阪~福岡間のフェリーに乗るそうで、フェリーには一芸のオーディションがあって、それに合格すれば乗船代が無料になるんで受けようかと思ったけど、聞かせるレベルではないって落とされるのが嫌で応募しなかったんだとか。あと、アンコール前の「トイレに行ってなんやのマンスリー見て、俺のライブって高いな。次回から1000円にします」っていうMCも面白かったです。今回2500円だったけど、東京と同じ位の値段にしているだけで、特に意味はないそう。アンコールでは「移動遊園地」のリクエスト受けるも、ここでも「この曲で終わるみたいなことしてないから、お客さんあれ聞けなかったこれ聞けなかったで減っていくんかな」と濁しつつ、川の曲など3,4曲演奏して、最後には「移動遊園地」。エフェクターを使うも、曲最後には完全生音になって、腕の筋が見える位力強く弾き倒す姿が格好良かったです。