お も か げ

あの夜、あの陰気な穴ぐらのようなバーのなかの光のすべてを、自分の周囲に光輪のように集中させて、鮮烈な魅力を放散させていた男ジョヴァンニの

3/14-17

3/14火
あぜみちギグファイナル@KDハポン

fish
HALF SPORTSにも通じる爽快なロックで、突き抜けてる感覚が気持ち良かった。インストの曲も良し。メンバーとか見たら演奏はドタバタしそうなのに、しない。一昨年の年末のつぶろっく以来だけど、初めて良い感触で見れました。

スティーブジャクソン
今日でハポンスタッフでありトウガンズのドラマーでもある、ももちゃんがハポンからもトウガンズからも卒業するんで、特別にももこづくしなSJ。モモジさんが笑って歌えなくなることを心配する。1曲目は「the end of 夏のももこ」。音源がないのではっきりとは覚えてないけど、Bメロ?の「そうか、二度と~」みたいなところを「そうか、ももこ~」に変更して歌う。次は「スタイリッシュなももこ」。これは「ハイセンスな生活」を「ハイセンスなももこ」に変更。次は「I Saw Her Standing Nowhere」でタイトルはまんまで、Herがももこだと説明。「前向き45度」を「前向きももこ」に変更。次は「Don't Trust Under 23」でこれもタイトルはまんまで、ももこが23歳と説明。これも音源なくてうろ覚えだけど、「小さくて聞こえない声」みたいなところを「ももこ」って歌ってた気がする。次は「ももこわれにかえる」。この曲始まっても、濱田さんが中々入らず、ずっとモモジさんを見ていて、少ししたら演奏ストップ。カポの位置が間違っていて、低めに下げる。「モモジわれにかえる」だったそう。で「ももこわれにかえる」をやり直し。「間と間の間からあいさつ」を「間と間の間からももこ」に変更。この曲はスティー部の時みたいなアレンジに思ったけど、もしかして前もテンポが遅かったんじゃなくて、いつもより低い音での演奏だったのかも。最後は「ももこと牛乳」で、これはタイトル通りの変更。こんなにももこづくしにするとは思わなかったです。

金魚注意報
男女ボーカルの、80年代からタイムスリップしてきたような清涼感溢れるギターポップ。でも、最初数曲はKeyがギターポップらしくない変な音を鳴らしてたのも印象的。最後から2曲目には少し民謡っぽいメロディー・節があって、ギターポップにそういう要素も合わせることができるんだな~と感心。どことなくウリチパン郡な気もして、CDで確かめたら曲名が「チャイ、ナナ」だったんで納得。ここでもKeyがスティールパンっぽい音を鳴らしていてたりと良かったです。

トウガンズ
現メンバー最後のライブだけど、リパくん曰く、くそしがらみな仕事でベース中村くんが来れず。少し変に感じる部分はベース不在なせいに思える時もあり。1曲目のサラダの曲のキックだけになる部分で、リパくんはももちゃんへの送る言葉を言おうとしてたけど、それも言えず(後のMCでそれは伝えてた)。2曲目はサーフボードの曲でリパくんはギター弾かず、小さいシンセ使う。3,4曲目はサマーって歌う曲。多分3曲目の方の途中から中村くんが遅れて来て、演奏に加わる。ベースも持ってこれず、モモジさんのベース使用。4人になるとリパくんの声にも勢いが出てきて、良い演奏になる。この後は「抜け殻」とモモジラモーンがくれた短い曲(「I Saw Her Standing Nowhere」と同じメロディーが使われてる)で本編は終了。モモジラモーンの方の曲の歌詞は卒業とか旅立ちが歌われていた気がする。アンコールの前に、ももちゃんによるあいさつもあって、上京するってことで、ももちゃんが歌うシャ乱Q上・京・物・語」。リズムトラック流して、リパくんがギター弾いての、二人だけの演奏。最後の方ももちゃんが入るタイミング間違えた時の、「もう一回!せーの!」みたいにリードするリパくん、格好良かったです。最後に「トウガンズで一番良い曲」とももちゃんが言う、犬の曲をバンドで演奏。この曲での途中の一回音が小さくなる時の、ももちゃんのキックをもう聞けなくなるのか~と思うと、じーんと来るものがありました。アンコールの後に、サプライズなビデオレターがあって、ベアーズマーキンからの卒業式で歌われるような旅立ちの歌と頭にハンガー付ける動画。ハンガーを頭に付けると首が勝手に回るんで、嫌なことがあってもそういうことで楽しんで欲しいっていう、ももちゃんの遊び。トウガンズはこれまでもずっと良いバンドだし、今日のはそれをすごく感じたライブ。今後もトウガンズが新メンバーを入れたりで変わっていくかもしれないけど、ももちゃんがいた時のトウガンズも良いバンドだったことはずっと覚えていたい。
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3/15水
コイケマルクト2017@parlwr

Ett
最初は「愛の古戦場」。カラオケはPCから流して、渓さんはこの前みたいなCASIOギターじゃなくて、ちゃんとしたエレキギター。でも音はチープに聞こえるようにしてて、変わらずのハードロックなソロ多め。それ以降はガットギターに持ち替え、「春の雨」「ワルツ」「ひふみのうた」が続く。その後に久しぶりに演奏するという、井上ひさしさん詞の曲。さゆりさんが少し強く歌う感じが昔のEttの曲らしさを感じる。最後は「種のうた」で、これは前からやってるヒフミヨイ農園の歌で、この曲でも渓さんはエレキギター使用。少しブルースなリフを使ってて、最後にはアメリカ国家っぽいメロディーも弾く。全体的に見るとしっとりとしたセットリストでした。

ふいご
室内楽っぽい3本の管楽器の絡みで、分かりやすい衝撃はないけど、気になる音楽。古池さんのトロンボーンも関島さんのチューバも良いんだけど、中尾さんの吹くサックスのメロディーははっきりしていて耳に残る。中尾勘二トリオの曲や、モダンDJ特選集の二人(泊の武村さんとpopo山本さん)と渓さんが参加しての、大原裕さんのカバー曲もあり。モダンDJ特選集と渓さん参加曲は大原さんの曲以外にもう1曲あって、それは少しレゲエ・ダブっぽく感じた曲でした。最後は「けむり」で締め。MC含め、中尾さん関島さんを自分のペースに巻き込んでいる古池さんはすごい人だと思う。
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3/17金
@なんや

おぐまゆき
もっと癖のある歌い方をイメージしてて、粘っこさもあるにはあるけど、案外普通な歌い方。特徴である9弦ギターも、普通の6弦ギターと変わらない使い方に思えて、そんなに魅力を感じず。弦を弾かずに叩く曲があって、その曲でのボディ叩いた時の少し不思議に聞こえる音は良かったです。

橋本進
今日はいとまとあやこのいとまさんがKeyで参加。1曲だけ空間的な音を鳴らしてて、他の曲は普通に鍵盤使っての演奏。新しい音源にも参加しているとのこと。最初の方の橋本さんのゆったりとした歌い方に少し違和感あり。murder murderとしてもソロとしても見るのが久しぶりなんで、今はこういう歌い方なのかな~と納得させつつ聞いていると、段々と知久寿焼さんのスピード感にも思えてくる。中盤辺りのロックンロール以前のブルースみたいなタイトルの曲の曲調は知っているイメージに近かったです。蟻の歌での「群れてる人間が嫌い」や「ムービースター、焼身自殺」みたいな歌詞も知っているイメージに近くて、今回印象には残った歌詞なんですけど、好みの問題なのか、そういう歌詞からは抜け出して欲しいな~とも思いました。